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「ヤンエグ」って何? 肩パッドの役割は? 20世紀末の「絶滅危惧種」カタログ

  • 2021.9.26

肩掛けセーター、びん牛乳、チョーク投げ――思い出のアレは、もう絶滅しています。

70~90年代の懐かしのモノ・コトを紹介する書籍『絶滅事典 20世紀末モノ&コトカタログ』(カンゼン)が、9月16日、発売された。

本書は、70年代から90年代にかけて流行しながらも今では絶滅してしまったモノ・コトを紹介する書籍。もう見かけなくなった"オワコン"な道具、服装、習慣、娯楽、職業、技術など約300を収録している。

目次は以下の通り。

◆part1 生活(衣食住)
◯◯族/◯◯ギャル/ボディコン/ハマトラ・ニュートラ/省エネルック/肩パッド入りのスーツ/肩掛けセーター/ズロース/バンダナ/さまざまな◯◯君etc......

◆part2 学校
校内清掃のトラブル/ロケット鉛筆/士農工商/多面式筆箱/だるまストーブ/香り付き消しゴム/ボンナイフ/わら半紙/アルコールランプ/二宮金次郎像etc......

◆part3 趣味・娯楽
クイズ番組でハワイ旅行/2本立て上映/アクション刑事ドラマ/コント番組/ランキング形式の歌番組/2時間ドラマ/「しばらくお待ちください」/ポロリetc......

◆part4 職業・技術
プロボウラー/駄菓子屋/移動販売/改札に立つ駅員/エレベーターガール/銭湯絵師/宿直/写植オペレーター/習い事の塾/三輪トラック/電話交換手etc......

肩パッドを付けるのには理由があった

今では無くなってしまったものの代表と言えば、肩パッド入りスーツだろう。本書のpart1では、これが流行った経緯を解説している。

本書によると、肩パッドを入れるのには十分に合理性があったのだという。なで肩の人が通常のスーツを着ると背中にしわが寄ってしまうことがあり、それを防ぐために肩パッドが有効だったのだそうだ。

また、学校でのチョーク投げも今では完全に絶滅した。本書によると、1980年代まではチョークを投げることは黙認されていたが、90年代以降は子どもの権利意識の向上の影響によってNGな行為になってしまったのだという。

そのほか、アベックやヤンエグ、移動販売などを取り上げるページもある。

今となっては懐かしいモノとコト。本書を読んで、それが流行ったあの頃を振り返るのもいいかもしれない。

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