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日用品は“気に入ったものだけ”を買う… 整理のプロが「家を散らかさないためにやってること」3つ

  • 2021.9.24
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整理収納アドバイザーである筆者は、子どもが小さかったころ、家事や子どもの世話にいつも追われていました。おもちゃの片づけ、たくさんの洗濯もの、料理、子どもの寝かしつけ……など、いつもバタバタしていて片づけは後回しに。でも、そんな暮らしでは、お部屋でゆっくりと心や体を休ませることができませんでした。そこで、「もっとラクに続けられる家事をしたい!」と思い、住まいや暮らしの変化に合わせて家事や収納の仕組みを整え続けてきました。今回はそんな筆者が、「家を散らかさないためにやってること」を3つご紹介します。

1.暮らしのリセットタイムを忘れない

家のことはみんなのこととして、「夕食の前に子どものおもちゃやゲーム機をしまう」、「寝る前に読んでいた本、スマホ、iPadを元の位置に戻す」などと、日々の暮らしのなかでリセットする(片付ける)タイミングを作るようにしています。

元に戻せるタイミングを知っていれば、「散らかっていても、いつでも最後にはキレイにできる」と思えるため、お部屋が散らかっていてもイライラすることが減りますよ。

さらに、テレビにはカバーをかけ、リビングの照明を間接照明に変えるなどして少し暗い空間にすることで、寝る前に落ち着いた気持ちになるようにしています。

また、その際に玄関の靴を整え、濡れた傘があれば干し、次の日の朝に子どもたちが元気に学校に行けるための準備もするようにしました。

そうやって自分も家族も気持ちよく一日をスタートさせるために、寝る前の暮らしのリセットタイムを設けることでお部屋を整える習慣をつけています。

2.日用品や靴下の数で迷わない

洗剤やラップ、タオル、布巾などの日用品に加えて、家族の下着や靴下、ハンカチ、パジャマやシーツなど、これらはすべて定数を決めるようにしています。

定数は「今使っているモノ」+「次に使うモノを2〜3つ」ほど。そうすることで、予備を持ちすぎないようにしています。

日用品は種類も数も決めておき、買い物する際は値段を気にせず買うようにしています。靴下はすべて同じ色で揃えているので迷いません。

子どもが小さかったころは、たくさん汚して帰ってくるので下着や靴下の替えを多く持っていました。ですが、今は2~3日のローテーションで回せる数をもっておけば十分足りています。

予備を多く持っているとその分収納スペースが必要になり、数に比例して手入れも必要になりがち。

一方で、使う頻度に合わせて必要なモノの量を決め、予備を多めに持ちすぎないようにすると、モノの管理がとてもラクになっていきます。

3.暮らしの仕組みを見直すサインを見逃さない

日々の暮らしのなかで、「食器棚がごちゃごちゃしていて取り出しにくい」「探しものや忘れものが増えてきた」「なんだかイライラして落ち着かない」といったことはありませんか?

実は、そんな暮らしのなかのちょっとした不満や違和感のなかに、モノの持ち方を見直すサインが隠れているんです。そのため、筆者はそのサインを見逃さないようにしています。

たとえば、食器が取り出しにくいのは、持っていることを忘れて全然使っていない食器があるからかもしれません。また、探しものや忘れものが多くなったのなら、それはモノの定位置が自分の行動や習慣と合っていない可能性も。

暮らしにくさを後回しにして放っておくのではなく、モノをすべて出してみたり場所を変えるなどして、まずは手を動かしてみることが大切です。

そのなかで思わぬアイデアが生まれたり、使い方に関する気づきがあったりして、次第にお片付けが楽しくなってくるはず。「楽しみながら暮らしの工夫を続けること」こそが、キレイなお部屋をアップデートしながら長く保つコツですよ。

家族も暮らしも、いつも少しずつ変化し成長していきます。そのなかで生まれる不満や違和感を見逃さないことが大切。環境の変化やそのときのブームなど、いまの暮らしにフィットするモノの持ち方や収納を見直し続けると、自分らしい心地よい住まいに整えることが“習慣”になっていきます。

どうしてもひとりでできない場合は、プロに手伝ってもらうのもよいでしょう。うまくいかない家事やお片付けをひとりで抱え込まずに、あなたのペースであなたの暮らしの仕組みを整えていけるといいですね。

みやがわのぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

文/みやがわのぞみ

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