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都道府県人口減少率ランキング、青森、岩手を上回る、ワースト1位は?

  • 2021.9.24
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少子高齢化が進む日本。2015 年に比べると、総人口も 86 万8千人減少(0.7%減)しています。では人口の減少率が高い県はどこでしょうか。国勢調査の結果から人口減少率の高い県をみていきます。

■減少率1位秋田県:6.2%減

人口減少率が最も高いのは秋田県でした。6万3,006人減、6.2%減となっています。自然減少に加え、進学により県外に移動し、そのまま就職する人が多いことが一因のようです。

人口減少に歯止めをかけるために、県内に就職する人に対し奨学金の返還金助成制度の創設を行ったり、保育料・医療費の助成制度を充実するといったように子育て支援にも力を入れています。

■減少率2位岩手県:5.3%減

6万8,388人減、5.3%減でした。岩手県の人口は1997年以降減少し続けています。自然減に加えて、若年女性の減少、未婚・晩婚化、出生率の低下が原因と考えられています。

■減少率同率2位青森県:5.3%減

6万9,535人減、5.3%減でした。2001年を境に減少に転じています。1位2位同様、県外への流出、出生数の低下などが人口減の原因と考えられます。2003年に死亡者数が出生者数を上回っています。

■減少率4位高知県:5%減

3万6,211人減、5%減でした。2020年の国勢調査で昭和以降初めて70万人を割りました。人口減少は避けられないものの、県外からの移住者を求めるなど人口減少克服に向けた取り組みを行っています。

■減少率5位山形県:4.9%減

5万5,195人減、4.9%減、全35市町村で減少となりました。人口減少による地域経済や医療体制の影響を最小限に抑えるために、地方移住への支援、雇用の安定、子育て支援などに力を入れています。

■東北地方の人口減少率が高い

「減少率」が高い県は東北地方に多いようです。ちなみに「減少数」でみると、多い順に北海道が15万2,848人減、新潟が10万1,906人減、福島が7万9,841減となっています。人口が減っているのは大きくみるとやはり寒い地方に多いようです。また東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で、全国の約3割の人口であることを考えると、都市部への人口流入の影響も大きいようです。

文・しらいはるか

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