〈西尾〉お茶の等級分けや抹茶のオリジナルブレンドを体験！抹茶ミュージアム「西条園　和く和く」

こんにちは！渡辺になりです。 以前から気になっていた抹茶ミュージアム「西条園 和く和く」に、やっと行くことができました。いろいろな体験ができて、何回も行きたくなる、楽しいミュージアムです！

抹茶ミュージアムってどんなところ？

抹茶ミュージアム「西条園 和く和く」は、創業133年の老舗茶舗「西条園あいや本店」の隣にあります。場所は、国道23号線「安城西尾インター」または、「藤井インター」を下りて車で約10分のところです。 抹茶の原料となるお茶の葉ができるまでの工程や、お茶の葉を石臼で挽いて抹茶にする機械を見学。見学した後は「抹茶の等級分け」と「オリジナルブレンドの抹茶作り」を体験し、最後は作った抹茶を茶室でいただきます。

いよいよ工場見学！

あらかじめ、「西条園あいや本店」にて入館チケット（1,000円）を購入し、予約の5分前までにミュージアムへ。入り口でスリッパに履き替え、アルコール消毒と検温をします。

最初の部屋では、抹茶を使ったお菓子や飲み物が壁一面にディスプレイされています。日本だけでなく、海外のものもあり、見ているだけで楽しい♪

次の部屋では、茶葉が育つところから、収穫・加工するところまでの工程を、映像で見ます。日常飲んでいるお茶と一緒の工程かと思っていましたが、まったく違いました。乾燥するのにとても大きな機械で風を送っていることなど、知らなかったことばかり。一瞬も目が離せません。たくさん勉強になりました。

お茶の葉から抹茶にする機械も見られます。お茶の品質を保つため、本当は暗いなかで動く機械ですが、特別に明かりがついた状態で見ることができました。たくさんの機械が動いている光景は、壮観です！

碾茶の等級分け体験

抹茶の原料茶葉を「碾茶（てんちゃ）」というそうです。その碾茶を等級により、お抹茶としていただくもの、製菓用高級抹茶、製菓用中級抹茶に分けて使います。 その等級分けにチャレンジ！ どんなふうに違うんだろう？自分でも違いが分かるかな？とドキドキします。

どういう理由で使い分けられているか、スタッフの方から説明がありました。それぞれ使い方に合わせて、美味しく抹茶が味わえるように、等級分けされているんですね。素晴らしい！

オリジナル抹茶作りって？

碾茶の等級分け体験が終わると、次は抹茶のブレンド体験です。

まず最初に、茶臼がセットされたテーブルの前に立ちます。3種類の茶葉の名前とそれぞれの特徴が書かれたボードがあるので、自分好みの抹茶になるよう、ブレンドの割合を決めます。 スタッフの方に割合を伝えて、茶葉を受け取ります。 茶臼に茶葉を入れたら、スタート！1秒に1回の速さで、5分茶臼を回します。意外と1秒って早い！

周りを見ると、人によってはもう抹茶がいっぱいできていました。少し焦りつつも、なるべく同じスピードで回せるよう、気を付けて回し続けます。スタッフの方が様子を見回り、抹茶になるのが遅い場合は、中に空気が入っていないか、確認してもらえます。私は空気が入っていたようで、調整していただきました。 5分経ち、出来あがった抹茶をお皿に移し、茶室に移動します。

自分で挽いた抹茶を茶室でいただく

茶室には、茶釜やにじり口があり、本格的。抹茶用の茶碗に挽いた抹茶を入れ、お湯を注いでいただいたら、茶筅（ちゃせん）を使って点てていきます。

なかなかきれいに泡が立たなくて、難しいけど、楽しい♪ お抹茶をいただくと、自分が選んだブレンドはこんな味になるんだ、と驚きます。もうちょっと渋くてもいいかな、もう1回ブレンドしたいな、と思いました。

「西条園あいや本店」で販売されているフィナンシェなど、お菓子がたくさん乗ったお盆が出されます。全部いただくと、結構お腹いっぱいになります。希望者は、お持ち帰りもできます。 お茶をいただいたら、体験は終了です。楽しくて、あっという間の75分でした。

所要時間は？料金は？

人数により、見学時間や見学内容が変わります。1～6名コースは所要時間が75分、入館料1,000円。予約は電話かWebでできます。 7～20名コースと、21～30名コースは所要時間45分で、入館料無料。予約は電話のみです。詳細はホームページで確認を。

帰るあいだに、もう1回行きたいなと思うくらい、楽しい体験でした。予約が取りにくい人気のミュージアムですが、ぜひ行ってみてください。オススメです♪

抹茶ミュージアム「西条園 和く和く」 住所：愛知県西尾市上町横町屋敷15番地 予約・問い合わせ：0563-77-6572 ※受付時間 9:30～17:00 HP：https://museum.saijoen.jp/