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SHOCK EYEが10回以上参拝した、最も格式の高い神社

  • 2021.9.16
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呼ばれた気がした「お伊勢さん」とのご縁

伊勢神宮といえば、日本の数ある神社の中で最も格の高い神社。20年に一度社殿を新しく造り替える式年遷宮でも知られているよね。今さら紹介する必要はないかもしれないけど、やっぱりここは外せない。僕の神社巡りはここから始まっているといっても過言ではないし、少なからぬご縁を感じている場所だ。

初めて訪れたのは、レゲエの先輩からのオファーで、彼のイベントにソロで出演した時。イベントの後に「伊勢神宮にお参りするから一緒に来る?」と誘ってもらったんだ。ちょうど僕が歩くパワースポットと呼ばれはじめた頃で、「歩くパワースポットと伊勢神宮の組み合わせヤバそうだから」なんて言われて写真撮ったりしながらの、今よりずっと気楽な参拝。ちなみにこれには後日談があって、彼はその写真を待ち受けにしていたらグラミー賞にノミネートされるんだけどね。

その後、2度目の機会はすぐに訪れた。当時、僕がやっていたラジオ番組の、公開収録の候補地が伊勢だったんだ。これでまた伊勢神宮に行ける!と思って、「ぜひ伊勢で」とお願いした。公開収録後に急いで向かうと、すでに閉門時間ギリギリ。誰もいない、夕闇に包まれた森と雨上がりのしっとりした雰囲気が最高で、僕はこの時に、すごく素敵な伊勢神宮を知ったんだ。

そして3度目。初めて伊勢神宮を訪れた次の年に、湘南乃風の大規模な全国ツアーが決まって、その開催地に三重が入っていたんだ。正直、それまで伊勢に来たことはほとんどなかった。湘南乃風のライヴもこれが初めて。なのに偶然の用事が3度、しかも立て続けに来たものだから、ああ、これはもう自分から行かないとなと思って、次の年からは機会を作って参拝したり、近くまで来た時などにも必ず寄るようになった。

SHOCK EYE

これだけご縁が続いたことに、僕は「呼ばれたのかな……?」と思ったし、いろんな人からも「きっと呼ばれたんですね」と言われた。歩くパワースポットとして、何か大切な役目を仰せつかったのかもしれない……。おこがましくも、そんな使命感を覚えたんだ。この一連のご縁は、僕が神社にハマったきっかけの一つにもなっている。

「好き」を再確認する、自分の原点

だから伊勢神宮にはもう何度も来ていて、少なくとも10回以上かな? 正確な数字は自分でも分からない。こんなことを言うと「同じ神社にそんなに何度も行く理由って何ですか?」って聞かれるけど、強いて言うなら、自分の中でリズムを整えるため、かな。

伊勢神宮

これだけしょっちゅう神社に参拝していると、ときどき、自分でもよく分からなくなる時がある。次はどこに行けばいいんだろうとか、そもそも何のために巡ってるんだっけ……とか。

みんなにもないだろうか? 好きで始めたことなのに、続けるうちに練習や競争に疲れてきたり、思うような結果が出なくて楽しめなくなってしまうことが。

でも、そんな時に伊勢神宮を訪れると、あーやっぱ素敵だなとか、やっぱり好きだなー、というふうに、神社を好きになった頃の純粋な気持ちに立ち返ることができるんだ。

初心を忘れないとは言うは易しで、何かを好きでい続けるのって実はそんなに簡単じゃない。だからこそ、人は“初心に立ち返れる場所”というものを自分の中に持っておくべきなんだよね。

「好き」を続けるために 初心に戻れる場所を持とう
<column>参拝後は、伊勢の名物に舌鼓

古来、貴族から平民まであらゆる階層から信仰を集めてきた伊勢神宮。江戸時代には庶民の間で「お伊勢参り」が流行し、時には短期間に数百万人が参詣することもあったとか。そんな当時の町並みや賑わいを再現したのが、内宮前のおはらい町の中程にある「おかげ横丁」だ。食事するもよしお土産を探すもよし、参拝後にぜひ立ち寄ってみては。

<Data>
今回、参拝したのは……

伊勢神宮

【伊勢神宮】
皇大神宮(内宮):三重県伊勢市宇治館町1
豊受大神宮(外宮):三重県伊勢市豊川町279
HP:https://www.isejingu.or.jp/
ご祭神:内宮:天照大御神(あまてらすおおみかみ)、外宮:豊受大御神(とようけのおおみかみ)

【SHOCK EYEプロフィール】
1976年神奈川県生まれ。RED RICE、若旦那、HAN-KUNとともに「湘南乃風」を結成、2003年デビュー。2011年にはポルノグラフィティの新藤晴一らとTHE 野党を結成。著書に『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(ともに講談社)がある。インスタグラム上で、Shrinegramという、オンラインでの会員限定コンテンツも人気。
Instagram:@shockeye_official
Twitter:@SHOCK_EYE_

撮影/大坪尚人(弊社写真部) スタイリング/渕上カン ヘアメイク/大島千穂 取材・文/山崎恵 企画/黒田剛

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