1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【楽しく過ごす旅のテクニック】②長時間のフライトを快適に過ごすための3つのコツ

【楽しく過ごす旅のテクニック】②長時間のフライトを快適に過ごすための3つのコツ

  • 2015.7.14
  • 2841 views

海外旅行といえば、長時間におよぶ飛行機移動。みなさんは機内でどのように過ごしていますか? 長距離移動で疲れを溜めたり体調を崩してしまうと、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。そこで、機内で快適に過ごすための3つのコツを旅行ライターの松岡絵里さんに聞きました。 (c)mtmt / PIXTA(ピクスタ)

機内では、できるだけリラックスして過ごせる工夫を

飛行機の移動中にどれだけ休息をとれるかが、現地に着いてからの体調も左右します。松岡さんは、快適に過ごすためにどんな工夫をしているのでしょうか?

「到着してから元気に活動するためにも、移動中は睡眠時間にあてるなど、リラックスして過ごしたいですね。そのため、ジーンズなどでは、長時間座っているだけでも苦しくなってしまうので、腰や足回りが楽な洋服をチョイスしています。機内では足もむくみやすいため、スリッパを持って行き、靴を脱いで履き替えます。また、LCCの場合、冷房が強めの傾向があり、毛布も有料なことが多いので、ストールなどの防寒グッズもあるといいですね。冬場はレッグウォーマーを持ち込むこともありますよ」(松岡さん)。

また、熟睡するために首まくらは必ず持っていくのだそう。

「空気で膨らますタイプがかさばらなくて便利です。もし眠れない時には、ガイドブックなどを読んで旅のテンションを高めつつ、現地の情報を収集しています。暇つぶしに本を読むこともありますが、手荷物が重くなるのは避けたいので、キンドルやiPadがおすすめです」(同)。

最近は、有料サービスとして機内でのWi-Fiの導入も進んできているそうなので、タブレットなどをつないで情報収集したり、現地で使えそうな翻訳アプリなどをダウンロードしておくのもいいですね。

さらに、女性にとって気になることといえば飛行機内の乾燥。化粧水や乳液、リップクリームなどは持ち込んだほうがいいのだそう。液体は100ml以下なら機内への持ち込みが可能です。松岡さんの場合、旅行の際には、1本で化粧水から美容液まで、スキンケアが完了するオールインワンゲルを愛用しているとのこと。

日中便 or 夜行便? フライトの時間帯をどう選ぶ?

海外に行く際、気になるのが時差の問題。日本を出発する時間をどう選ぶかによって、現地到着後、一日目の過ごし方が変わってくるようです。

「体力に自信がある人なら、時間を効率的に使えるよう、日本を夜出発する夜行便が便利だと思います。仕事後に出発することもできるので、休みを取る日数が少なくてすみますし、宿泊代も1日分節約できます。着いたら現地は昼間、または朝のことが多いので、そのまますぐに行動することができて効率的。ただし、夜行便でずっと寝ていこうと思っても、案外うまくはいかないもの。機内食を食べたりしているうちに、結局数時間しか寝ることができず、旅行の一日目を睡眠不足のフラフラな状態で過ごすはめになることも」(同)

「機内で寝て過ごし、現地に着いたら朝」というのは一見理想的ですが、夜中のフライトのほうが疲れやすいので、慣れていない人はできれば夜行便は避けたほうがいいと松岡さん。移動で一日つぶしても、日中便で出発するほうが現地で無理なく過ごせるようです。

また、日付変更線を越えるかどうかによっても、時差ボケの症状に差があるとか。

「ハワイなど、日本から東回りのフライトで日付変更線を越える国は、特に時差ボケの症状が強く出るといわれています。同じ距離を飛行機に乗るとしても、ヨーロッパ方面のほうが圧倒的に楽なんですよね。日付変更線を越える国に行く場合はゆとりを持ってスケジュールを組むべきでしょう。逆にアジア方面であれば、超強行スケジュールでもなんとかなったりするんですけどね(笑)」(同)。

日付変更線を越える国の場合、夜日本を出て、現地に到着するのが朝〜昼といった時間帯になることが多いため、時差を強く感じてしまうようです。

さらに快適さを求めるならマイレージでアップグレード

また、より快適な移動時間を求めるのであれば、ビジネスクラスへのアップグレードもおすすめなのだそう。

「飛行時間が長い場合は、エコノミーからビジネスクラスへのアップグレードを検討してみるのもいいかもしれません。各航空会社のマイレージ会員になり、飛行機の搭乗や日常のショッピングで必要なマイル数を貯めれば、チケット購入後に事前に申し込むと、エコノミークラスのチケットをビジネスへアップグレードすることができます。食事など機内でのサービスはもちろん、空港でラウンジが使えたり、優先搭乗があったりして、その快適さは桁違いですよ」(同)

マイレージは、航空券を取るだけでなく、そんな使い方もできるのですね。ただし、購入したチケットの種類によっては、アップグレード特典対象にならない場合もあるので、予約する時に確認する必要があるそうです。また、飛行機を利用する機会が多く、マイレージ会員のステータスが高くなると、航空会社側の都合によって上位クラスの座席に案内される対象になる場合もあるとか。

機内での過ごし方は、到着後の旅の充実度を左右します。移動時間も満喫して、楽しい旅の思い出の一部にできるといいですね。

の記事をもっとみる