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記者の質問にリドリー・スコット監督が激怒、一喝! マット・デイモン&ベン・アフレックも参戦

  • 2021.9.13
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記者の質問にリドリー・スコット監督が激怒、一喝! マット・デイモン&ベン・アフレックも参戦
左からマット・デイモン、ベン・アフレック

マット・デイモンとベン・アフレックが9月10日(現地時間)、第78回ヴェネチア国際映画祭内で行われた新作映画『最後の決闘裁判』のワールドプレミアおよび記者会見に、英女優ジョディ・カマー、脚本家のニコール・ホロフセナー、リドリー・スコット監督と共に登場。本作の特徴について熱弁した。

マット・デイモン『羅生門』ヒントに映画製作

本作は、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(98年)で脚本を共同執筆し、アカデミー賞・脚本賞を受賞したマットとベンが24年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化した実話ミステリー。史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者女性マルグリット(ジョディ)、マルグリットの夫にして世紀の決闘裁判に挑む騎士カルージュ(マット)、訴えられた容疑者(アダム・ドライバー)の3つの視点から描く。

ヴェネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に出品されている本作。原作の映画化を検討し始めたマット・デイモンは「読んですぐにリドリー・スコット監督のことが頭に浮かんだ。リドリー以外にこの時代のものをうまく表現できる監督はいないんじゃないかと思ったんだ」と説明。マットから連絡をもらったリドリーは「マットが取り憑かれたように『羅生門』(50年)の話をしていたんだよ。1つの行為が3つの視点で語られることをね。私がこの作品に惹きつけられたのはそれが理由だ」と明かす。

さらにベンは「マルグリットのキャラクターに惹かれた。勇敢でとても強く、危険を覚悟で正義を行おうとしている。見ている人に共感が生まれてほしい物語だし、私たちも違った見方が必要だということを思い起こさせることができればと願っている」と語り、現代社会へ一石を投じる側面があることを示唆した。

リドリー・スコット監督、記者の失礼な質問に激怒

歴史的には男性側の視点でしか記録や資料が残されておらず、これまで抜け落ちていたマルグリットの視点を描くために、マットとベンは女性の脚本家が必要だと考え、優れた脚本家であるニコール・ホロフセナーをチームに参加させた。さらに、マルグリットを演じるジョディ・カマーを積極的に脚本会議に参加させて意見を募った。

ジョディは「脚本では3つのシーンで3つの同じセリフが書かれているけれど、すべてはそれをどう演じるかにかかっている。微妙なニュアンスや表現の違いを観客の皆さんに感じ取って欲しい。私は同じセリフを言う、それを相手が全く違う態度で受け止める。それがこの3人の脚本家たちがこの映画にもたらした力だと思う」と思いを語った。

マルグリットの脚本パートを担当したニコールは「マルグリットの身に降りかかったことは、今でもどこかで誰かが経験をしているものだと思う。でも、私はそういう風には書きたくなかった。私が書こうとしたのは、彼女が経験したようなことが身の上に起こったとしても、人間であるならどう行動するかということ」と、当時の男性社会におけるマルグリットの勇気ある行動が現代にも通じることをうかがわせた。

記者会見の終盤、ある記者が「第2幕と第3幕の暴力の表現にさほどの違いを見出せない」と質問すると会場の空気が一変。監督は「君は本当に映画を見たのかね?」と声を荒げ、ベンは「それら2つは違う。同じ暴力を描いているが、アダム・ドライバーが演じたル・グリの視点が違うんだ。それははっきりしている」と反論。そこにマットも参戦し、マイクを奪い合うように議論が白熱。最後に監督が、撮影や演出による細かな違いを解説して「もう一度映画を見たまえ!」と一喝して会見は終了となった。

『最後の決闘裁判』は10月15日より日米同時公開。

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