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読めそうで読めない漢字!【熊掌】くましょうではありません!

  • 2021.9.9
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動物の漢字が出てくる「熊掌」。 文字だけみれば読めそうではあるものの、正しく読めるほうが珍しいでしょう。 なんと読むのかみていきましょう。

(1)「熊掌」の読み方

熊に関することということはわかりますが、読み方までは想像できませんよね。 そのまま読むと「くましょう」にはなりますが、正しい読み方ではありません。 正解は「ゆうしょう」と読みます。 試合を制覇したときの優勝と同じ読み方を「熊掌」でもいうのです。 じつは、熊は「ゆう」とも読みます。 ぜひ覚えておきましょう。 (『広辞苑』より)

(2)「熊掌」は何を指している?

「熊掌」はいったい何を指しているのでしょうか。 漢字から見ると、熊の手のひらのことを言っているのかと想像できるはずです。 ご想像のとおり、「熊掌」とは熊の手のひらのことをさしています。 動物の漢字を使った単語には、ストレートな意味があるものや、たとえとした意味のものもあります。 「熊掌」は、ストレートな意味の漢字であったということです。 ちなみに、熊掌は中国では食用として食べられます。 そのおいしさは、古来もっともおいしいといわれている絶品のお肉のようです。 (『広辞苑』より)

(3)「熊掌」を使った料理

日本ではなじみのない「熊掌」ですが、中国では珍味のひとつ。 現在は限られたお店でしか食べることができませんが、高級食材として扱われています。 あまりの高級食材のために、宮廷でしか食べられませんでした。 熊掌を使った代表的な料理といえば、「紅焼熊掌」。 しょうゆ味で煮込んだ、煮込み料理になります。 熊の手は毛で覆われているので、下処理をするのが非常に大変ですが、味は豚と同様。 食感は、ゼラチンを食べているような感覚です。 中国に行かなくても、熊掌を扱うお店であれば食べることができますよ。 ぜひ食べる機会があった際は、挑戦してみてください。 (『広辞苑』より) 熊の手のひらをさす「熊掌」。 見る機会はなかなかありませんが、高級食材であることにも驚きです。 熊を見る機会があれば、じっくり熊掌を見てみてください。 (恋愛jp編集部)

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