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ウェブマネージャー・清水美帆「色を計算し、遊びを効かせて」|クリエイターたちの快適空間に潜入 vol.12

  • 2021.9.8
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ファッションやアートなど、さまざまな分野の表現者たちが作りあげたプライベートルームを拝見。もの選びの基準、色彩へのアプローチ、スペースの捉え方。それぞれが追求する“居心地のよさ”とは?

色を計算し、遊びを効かせて

清水美帆
ウェブマネージャー

淡いパープルのベッドリネンがよく映える、鮮やかなグリーンの壁。窓際にはシックなネイビーのカーテン、部屋の真ん中には上品に透けるワインレッドのオーガンジー。清水美帆さんの住まいは豊かな色にあふれていた。

「壁の一部がモルタルなので、インテリアはモダンテイストを軸に。それだけだと味気ないから、北欧のインテリアブランドの雰囲気を参考にして、積極的に色を取り入れています」

棚や椅子、テーブルといった家具は白や茶、クリアなどをセレクト。多彩な小物やファブリックを引き立てるためにメリハリをつけている。唯一の難点は日当たりがあまり良くないこと。少しでも気持ちが明るくなればと、週に1回以上花を買うようになった。

「それに合わせてフラワーベースも増えて、今は100個以上あります。自宅で仕事をする日も多いですが、〝今日は何を飾ろう?〟と考えるだけでも気分転換になりますね。生ける時に意識するのは補色関係。ユニークな花器とのコンビネーションを楽しんでいます」

キャビネットの上には〈アスティエ・ド・ヴィラット〉のお香立てや小物入れを。

〈イケア〉のガラス扉キャビネットに食器やワイングラスを収納。ロナン・ブルレックのポスターは「ザ・コンランショップ」で購入した。

洗面台の一角にはボディミルクや〈ディプティック〉の香水などを並べて。

寝室の壁は自分で塗り替えた。エアコンが悪目立ちしないように一部を白のまま残しているのがポイント。その下の黒いマスキングテープがアクセントに。7つの丸い鏡は〈H.P.DECO〉で見つけたもの。「Photoshopで配置をシミュレーションしてからつけました」。〈H&M HOME〉や〈TEKLA〉などで買ったベッドリネンは10種類以上持っていてこまめに替えている。寝室とリビングを仕切る引き戸を外して、できるだけ室内に光が入る工夫を。

ユニークなフォルムのTV台や絵画、飾り棚はすべて大阪のインテリアショップ「WANT ANTIQUE」で購入。「出不精なので買いものはネット通販が多めですね。海外のサイトEtsyもよく覗いています」

靴棚の上もディスプレイコーナーに。花瓶はクセ強めなものが好み。

GINZA2021年7月号掲載

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