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『おかえりモネ』内田の花粉症アプリ採用なるか 菅波先生の大胆行動も?

  • 2021.9.7
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『おかえりモネ』写真提供=NHK

『あさキラッ』の気象コーナーは視聴率が伸び悩み、莉子(今田美桜)は自分に責任があるのではないかと悩んでいた。ちょうど朝岡(西島秀俊)が抜けて、莉子がメインキャスターになったタイミング。そんななか、『おかえりモネ』(NHK総合)第82話では、百音(清原果耶)が勤めるウェザーエキスパーツで新規事業の最終審査会が行われた(以下、ネタバレあり)。

「飛び入りOK! 誰でもツッコミOK!」と傘イルカくんが呼びかける審査会には、選りすぐりのアイデアを持った猛者が集結。最初に映ったのはお笑い芸人のもう中学生、ではなくもう中が演じる社員の星野光助。芸名にちなんでか、提案するのは宇宙(も“うちゅう”)の天気予報。「太陽表面のプラズマが高速の太陽光となって地球を襲うと、大規模な磁気風が起きて、そしてオーロラが見られます」。ビニールテープで作ったオーロラを掲げ、「オーロラきれいだなと思った方、もう能天気!」と笑いを取る。上司からは話のスケールが大きすぎると突っ込まれるが、太陽のお面で段ボール成分も注入し、安西社長(井上順)からは「君、おもしろいね。最高!」とお墨付きをもらった。退場時にはパネルの裏におなじみのメッセージ(「お父さんやお母さんを大切に」)を忍ばせ、朝ドラの限られた時間枠を完璧に使いきった。自作の段ボール芸で再ブレイクを果たしたもう中をプレゼン枠でオファーした制作陣に驚く。こんな遊び心があってもいいと思う。

ウェザーエキスパーツを立ち上げた安西について、コサメちゃん・傘イルカくん推しの陽気なおじさんというイメージだったが、実はあまりよく知らなかった。身を乗り出して社員の提案に耳を傾ける姿は良き上司という印象を抱かせる。温かく励ます一方で事業として成り立たせるために足りない部分を指摘し、金勘定を怠らない一面もある。井上の朝ドラ出演は『エール』(NHK総合)に続いて3作目。気象予報を軸に多角的経営を進める創業社長の息吹が伝わってきた。

話を戻すと、報道気象班からは野坂(森田望智)と内田(清水尋也)がプレゼンに参加。2人が発表する植樹プロジェクトと花粉症対策アプリは、すでに第7週で百音に知らされていたが、検討・改良を重ねてこの日を迎えた。ここで思わぬハプニングが出来。野坂のプレゼンに安西が「我々が植樹に関わる意味がいまいちピンと来ない」とコメントし、答えに詰まった野坂が百音に振ってきたのだ。どう見ても無茶ぶりな野坂のパスに百音はあっけに取られながらも、龍己(藤竜也)から聞いた山と海が水でつながっている話を紹介。「たった一度の大雨で町が壊れてしまうのは悲しい」と率直な思いを述べた。百音の話を聞いて、安西は県境をまたいで森林所有者の合意を得るのは難しいと保留しつつ、百音にもアイデアがあれば挑戦するように促した。

採用が決まった内田の花粉症アプリは技術面も収支もクリアしており、安西も「仕事が早い」と感心する。内田や他の人を見て、莉子が自分にないと気付いたのは説得力だった。内田はアイデアを作業工程に落とし込んで具体的に検討したことが説得力の源泉にあって、百音の場合は自身の実体験が説得力を生んでいた。朝岡も同じだろう。自らを客観視した莉子が、どんな形でリベンジを果たすか注目したい。

今日の菅波(坂口健太郎)は気が急いてコインランドリーの入り口で転倒。好きな相手の前では無防備になってしまうのだろう。前日の「見せつけますか?」に続いて、どんどん大胆になっていく菅波が微笑ましい。「あなたと僕には時間がないから。それにちょっとでも顔見ると、やっぱりいいなって思うし」。劇中でコインランドリーは時間のメタファーになっており、2人が積み上げてきた過去と、ともに生きる未来がこの一瞬に凝縮されているようだった。(石河コウヘイ)

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