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【涼を呼ぶ夏の絶景】北関東地域の美しい滝5選

  • 2021.9.6
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気象庁の発表によると、2021年の夏(7月~9月)の気温は平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になりそうとの予報が出ています。湿気の高い日本の夏は、体力も気力も奪われるもの。「自然の雄大なシャワー」「夏のベストな避暑地」といえば、高みから天然水を降り注いでくれる「滝」ですね。涼しい滝に行くと、ひんやりとした空気に頭も冴え、身も心も潤います。涼を呼ぶ素晴らしい日本の滝絶景を、連載でご紹介いたします。今回は、北関東地域の美しい滝です。

おしらじの滝(栃木県)

四季ごとに訪れたくなる「袋田の滝」(茨城県大子町)

「袋田の滝」といえば、日本三名瀑に数えられ、「日本の滝百選」にも選ばれた茨城県を代表する観光スポット。高さ120m、幅73mの大きさを誇る滝は、「四度の滝」の別名があります。由来は2つあり、ひとつは「大岩壁を四段に流れる」、もうひとつは「四季ごとに訪れなければ、真の風趣は味わえない」と西行法師が絶賛したといわれています。秋には紅葉が見事で、例年11月初旬から1月下旬には滝のライトアップが開催。冬場には滝全体が真っ白に凍結する「氷瀑」が見られる可能性も。

袋田の滝

茨城県久慈郡大子町袋田3-19

開運・安産信仰の地「月待の滝」(茨城県大子町)

写真提供:一般社団法人茨城県観光物産協会

茨城県大子町には袋田の滝のほかに、美しい名前の「月待の滝」があります。古くから二十三夜講(二十三夜の月の出を待って婦女子が祈願)の場で、胎内観音が祀られる開運・安産信仰の地。滝の裏に入れるので、別名「裏見の滝」または「くぐり滝」といわれます。

月待の滝

茨城県久慈郡大子町川山

日光を代表する名勝「華厳滝」(栃木県日光市)

栃木県日光市の観光名所「華厳滝(けごんのたき)」は、日本三大名瀑で、「日本の滝百選」のひとつ。中禅寺湖の水が、落差97mの岸壁を一気に落下するさまは、夏にぴったりの爽快な絶景。岩盤の中を華厳滝エレベーターで下る観瀑台(有料)は、滝正面で間近に眺められ迫力満点。

華厳滝

栃木県日光市中宮祠

乙女の伝説「乙女の滝」(栃木県那須塩原市)

栃木県那須塩原市の「乙女の滝」は、名前の通り清らかに優しく流れる滝。名前の由来にはいくつか伝説があり、「昔地元の若い釣り人が沢名川に行くと、滝の上に盲目の美しい乙女が現れた」「滝のやさしく美しい流れが、乙女の髪のように見える」「滝壷に若い人魚が現れた」などいずれもロマンティック。幅5m、落差10mの滝は、繊細な水流に清潔さを感じます。

乙女の滝

栃木県那須塩原市

東洋のナイアガラ「吹割の滝」(群馬県沼田市)

天然記念物及び名勝指定の群馬県沼田市「吹割(ふきわれ)の滝」は、落差は7mですが、横幅は30mの広さ。幅広い滝から勢いよく水が流れ落ちる迫力から、別名「東洋のナイアガラ」とも呼ばれました。「滝つぼは竜宮へ通じている」との伝説が残る、ミステリアスな滝です。「日本の滝百選」のひとつ。

吹割の滝

群馬県沼田市利根町追貝

※記事掲載の情報は、2021年9月現在のもので、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。

注意:緊急事態宣言期間中など、来訪の自粛を求めている県に関しては、無理に訪れることなく、解除の時期を待ってから訪れるようにしましょう。

[Photos by Shutterstock.com]

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