1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 海外のデザイナーのインテリア vol.9|〈YAYI〉デザイナー・Yazmin Perez

海外のデザイナーのインテリア vol.9|〈YAYI〉デザイナー・Yazmin Perez

  • 2021.9.2
  • 1337 views

優れた美的センスを持つファッションクリエイターはどんな暮らしをしているのだろう?世界各国のデザイナーたちの自宅を訪問。心地よい空間づくりや家具の選び方、大切にしているオブジェまで、家とクリエイションの素敵な関係性が見えてきた。

Yazmin Perez
〈YAYI〉デザイナー

San Juan, PR

プエルトリコから亜麻糸や綿を使ったナチュラルなリゾートスタイルを提案する〈ヤーイ〉のヤズミン。引っ越したばかりという自宅兼アトリエは、白壁に赤い屋根瓦が愛らしいノスタルジックなムードの戸建だ。

「1940年代に建てられた家で床やタイルなどは当時のまま。今では珍しい特別なものです」とヤズミン。インテリアのテーマは“カリビアン・ミニマリスト”。

「家具はほとんどがウッドでリネンはすべてシンプルな真っ白に統一しています。ソリッドな色使いや落ち着いたテイストは、そのまま自分の手がける服に共通するテイスト。服でもヴィンテージのシルエットが好きなので、この家が持つレトロな雰囲気に惹かれるんです」

もともとリビングだったところを改装して作ったアトリエも「ゆっくりと集中してアイデアが考えられるよう」すっきりと整理されている。家事や料理をするのが趣味で、モノづくりと両立する時間がとれるので以前からマイホームに仕事場を。

「インスピレーションは家を離れて外の世界に求めます。旅に出られなかった今季は、家族で昔行ったキャンプの思い出から形になりました」

家の一角に構えたワーキングスペース。

愛犬のルークスと一緒に裏のガーデンで。ココナッツやアボカドの木があり、さつま芋なども植えている。朝の水やりから1日がスタート。

建築を手がける友人が作ってくれたチェア。プエルトリコでキャリアを築いた建築家のヘンリー・クランブの作品からイメージ。ランプは友人からプレゼントされたヴィンテージ。

ロマンティックな外観。玄関前の広い庭はヤズミンの特に好きなスポット。周りをたくさんのグリーンが囲み、来客時にはバルコニーに座っておしゃべりすることも多い。

料理やパンを焼いたり、仕事以外の時間のほとんどはキッチンで。

建てられた40年代当初のままのタイルが可愛いバスルーム。

庭の緑が見えるダイニング。

GINZA2021年7月号掲載

元記事で読む
の記事をもっとみる