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【涼を呼ぶ夏の絶景】南関東地域の美しい滝5選

  • 2021.8.30
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気象庁の発表によると、2021年の夏(7月~9月)の気温は平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になりそうとの予報が出ています。湿気の高い日本の夏は、体力も気力も奪われるもの。「自然の雄大なシャワー」「夏のベストな避暑地」といえば、高みから天然水を降り注いでくれる「滝」ですね。涼しい滝に行くと、ひんやりとした空気に頭も冴え、身も心も潤います。涼を呼ぶ素晴らしい日本の滝絶景を、連載でご紹介いたします。今回は、南関東地域の美しい滝です。

払沢の滝(東京都檜原村)

東京都の名瀑「払沢の滝」(東京都檜原村)

東京都西多摩郡檜原村にある、東京で唯一「日本の滝百選」に選ばれた「払沢(ほっさわ)の滝」。全4段からなる滝で、全長約60mの落差から流れ落ちるさまは迫力があり見もの。冬に結氷することでも有名で、例年12~3月には「払沢の滝冬まつり」を開催。

払沢の滝

東京都西多摩郡檜原村本宿

成田山境内にある「雄飛の滝」(千葉県成田市)

千葉県の成田山新勝寺境内(成田山公園内)にある、「雄飛(ゆうひ)の滝」。栃木県塩原にある雄飛の滝を模した人工の滝ですが、高さ約20m、幅約2.7mあり、成田山新勝寺境内の隠れた名所。滝の流水は、竜智、竜樹、文殊と名づけられた3つの池の水源になっています。滝の右手には山本瑞雲氏の傑作になる「御滝不動尊」が安置。成田山へお参りの際には、寄ってみたいですね。

雄飛の滝

千葉県成田市成田1

ハート形の絶景「濃溝の滝・亀岩の洞窟」(千葉県君津市)

写真提供:君津市役所

インスタグラムなどのSNSで有名になった、千葉県君津市の清水渓流広場内「濃溝の滝・亀岩の洞窟(のうみぞのたき・かめいわのどうくつ)」。洞窟から差し込む光が反射し、水面にハート形を描き出す絶景は多くの人の心を捉えました。この光景が見られる可能性が高いのは、3月と9月のお彼岸時期、早朝の時間帯が良いといわれています。またホタル鑑賞の名所でもあり、ゲンジボタル(例年5月下旬~6月中旬頃)とヘイケボタル(例年6月中旬~7月下旬頃)を見ることが可能。

濃溝の滝・亀岩の洞窟

千葉県君津市笹1954

赤橋から見上げる「酒水の滝」(神奈川県山北町)

神奈川県山北町にある「洒水(しゃすい)の滝」は、「かながわの景勝50選」、環境省の「名水百選」、「日本の滝百選」、「かながわ未来遺産100」に指定されている名瀑。現在は安全確保のため滝壺までは行けませんが、赤橋から、滝の全体を見ることが可能。水源から滝に至る途中に採水場があり、持参の容器に名水を汲めます。

酒水の滝

神奈川県足柄上郡山北町平山

金太郎が産湯を使った「夕日の滝」(神奈川県南足柄市)

神奈川県南足柄市は「足柄山の金太郎」生誕の地という伝説があり、「夕日の滝」は金太郎が産湯をつかった滝と伝えられています。落差23m、幅5mの滝は、新緑、紅葉ともに美しく、例年7月第1日曜日には「夕日の滝びらき」を開催(2021年は感染拡大防止のため中止)。夕日の滝の名称は、夕日に映える滝の美しさ、あるいは毎年1月半ばに夕日が滝口に沈むところから名づけられたといわれています。

夕日の滝

神奈川県南足柄市矢倉沢

※記事掲載の情報は、2021年8月現在のもので、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。

注意:緊急事態宣言期間中など、来訪の自粛を求めている県に関しては、無理に訪れることなく、解除の時期を待ってから訪れるようにしましょう。

[Photos by Shutterstock.com]

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