義母から知らされた夫の不倫。サレ妻はそのとき!? 【後編】

義母からある日突然打ち明けられたのは、夫の不倫でした。

ツッコミどころ満載のキッカケから始まった、地獄のような日々。

そんなある日、夫の言動に矛盾を見つけたヒカリさん。

気になる結末は、ぜひご自分の目でお確かめください……

前編をまだお読みでない方はこちらからどうぞ！ →

女の勘が告げる黒い影……夫び誠意は残っているのか

それは、息子が一歳になって保育園へ預けるようになったころでした。
夫は出張中で、私はどうしても仕事を離れられなさそうだったのでお義母さんに息子のお迎えを頼んだのですが、
「出張が早く上がれたみたいだから、いらないって言われたわよ。ヒカリさんは忙しくて大変だと思うから、今日はパパに任せてみたら？」
変な話です。
私の元には、つい10分前に北海道に着いたと連絡があったのですから。
もしかしたら、先方の都合で日を改めることになったのかもしれない？
可能性はありますが、今回は違う、と勘が教えてくれました
ニオう、とはこのことでしょう。

最後のチャンス

私に二度目はありません。
今度は現場を押さえて、離婚届をつきつけようか。
でも、私が離婚をしたら、不倫相手の女と幸せになる未来だって考えられる……それは許し難いことです。
この日、私は「実家に呼び出されたから、今晩は帰らない」と夫に連絡してわざと自由にさせることにしました。
夜までかかった仕事をやっとのことで片付け、実家に帰ると、あたたかく迎えてくれました。
何も知らない親に迷惑をかけるのは気が引ける部分もありましたが、夫の不倫を相談することに。
はじめ驚いて怒っていた両親でしたが、これからどうすれば私が納得し、安心して息子と暮らしていけるかを一緒に考えてくれました。
深夜までかかって出した結論は、二度と不倫などできないよう書面を交わすこと。
こうなれば、弁護士を探すところからはじめなくては。
明日からは忙しくなりそうです。

二度も妻を裏切る男を許すな！ 復讐のはじまり

それからはとんとん拍子でした。
一度だけ、また実家にお世話になる夜を設けることにはなりましたが、リビングと寝室に隠しカメラを設置して夫を監視。
悲しくも不倫の動かぬ証拠を手に入れました。
これを見せると、弁護士は
「何かあっても、これでかならず奧さんが有利になるでしょう。今回は正式な書面を残して、再発を防ぐだけですが……かなり強気な文面を作っちゃいましょう」
この言葉に勇気をもらい、作成した書面と弁護士と一緒に家で夫を待ち受けました。
なにも知らずに仕事から帰ってきた夫は、隣にいるのは弁護士だ、と言うとすべてを察した様子。
真っ青になって「何でもします」と言ったときの顔は一生忘れません。

母は強し。不倫を許さないサレ妻の行動

義母から知らせてもらって始まった、不倫夫との戦いは、こうして幕を閉じました。
書面を交わしてからまだ何年も経っていないので気は抜けませんが、息子の運動会では他の親御さんたちに混じって活躍するなど、よき父親をやってくれています。
これからは、親子3人で平和に暮らしていこうと思います。
（廣瀬伶/ライター）