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【深発見23】高句麗の鍛冶屋マウルと不気味な「ヨン様岩」

  • 2021.8.28
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百済と高句麗の歴史が残る峨嵯山(アチャサン)。下山する時は、九里(クリ)市側に降りた。

やはり空気が違うせいか、ソウル市側より幾分下界の景色がはっきり見えた。山道を歩いていると、山の下の方に、古代の建物を再現したような、一風変わった建物群が見えてきた。

この建物群は、「高句麗(コグリョ)鍛冶屋マウル(村)」といい、高句麗の集落を再現したもので、ペ・ヨンジュン主演ドラマ『太王四神記』で鍛冶屋のシーンのロケが行われたのをはじめ、韓国の歴史ドラマのロケ地として、しばしば登場している。

高句麗鍛冶屋マウルは、一般にも公開されており、観光地になっている。

また、この鍛冶屋マウルから見える峨嵯山中腹の大きな岩は、「ヨン様岩」と名付けられていた。

岩を縦にすれば、人の顔のようにも見えるが、「どこがヨン様やねん」と、突っ込みを入れたい感じだ。

ヨン様岩

もっとも、ハングルでの表記は「クン パウィ オルグル(大きな岩の顔)」であり、その表記に下に日本語と漢字で「ヨン様岩、勇俊石」と書かれており、日本人や中国語圏の観光客の受けを狙ったもののようだ。

文・写真=大島 裕史
大島 裕史 プロフィール
1961年東京都生まれ。明治大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、1993年~1994年、ソウルの延世大学韓国語学堂に留学。同校全課程修了後、日本に帰国し、文筆業に。『日韓キックオフ伝説』(実業之日本社、のちに集英社文庫)で1996年度ミズノスポーツライター賞受賞。その他の著書に、『2002年韓国への旅』(NHK出版)、『誰かについしゃべりたくなる日韓なるほど雑学の本』(幻冬舎文庫)、『コリアンスポーツ「克日」戦争』(新潮社)など。


 

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