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【木村祐介の小顔塾 Vol.15】シワやたるみを作らない“美顔”のためのスキンケア方法

  • 2021.8.25
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そのスキンケア方法、顔をたるませちゃっているかも!

Yuri_Arcurs

スキンケアにおいて、手は“アイロン”だと思って接しよう

スキンケアは肌をケアするためでもありますが、“美顔になる”という意図も当然ながらあると思います。美顔とは「皮膚が骨にフィットしている状態」をいいます。僕の連載のVol.9で、「リフトアップとは皮膚が上がることではなく、皮膚が骨にフィットしてること」とお話しさせていただいたと思います。だから、「『う』の顔で皮膚に『ハリ』を作りなさい」と、提言させてもらいました。

ということは、スキンケアとは骨に皮膚をアイロンがけする作業だといえます。アイロンがけをする際、必ず反対の手で押さえますよね。この反対の手は、顔でいうと唇になります。口を紡ぐ口輪筋(唇)は、ほかの表情筋を動かさないように止めておいてくれる表情筋です。『う』や、さらに縦に伸ばした『お』の顔は、表情筋が動かないようにすることに一役買ってくれます。

ちなみに、スキンケアを行うときは『お』のテンションを僕は推奨しています。

Westend61

「長年の顔の触り方」=「顔の歴史」

これまで、たくさんの女性の顔を見てきました。みなさんのスキンケア時の顔の触れ方を見ていると、「その人がなぜ今その顔になっているか」がわかるときがあります。たとえば、ほうれい線が気になる人は、無意識のうちに顔をほうれい線ができるように。目元のたるみで悩む人は、目元がたるむような触り方をしてることが非常に多いです。

アイロンで考えるととてもイメージしやすいですが、左手で布を押さえても、左手に寄るようにアイロンをかけたら必ずたるみやシワができますよね。これが、ほうれい線を作るスキンケアにも同じことがいえます。

また、左手で布を押さえておいて、反対側にまっすぐアイロンをかけていたのに、急に直角に角度を変えたりしたらシャツに折れ目ができますよね。これが目尻のシワやヨレを作り出すスキンケアです。

要するに、唇に対してまっすぐ、丁寧にスキンケアをしていくことをおすすめしたい、ということです。

Amax Photo

女性が意外と触らない“鼻の下”

ほうれい線は女性の天敵ですが、ほうれい線が気になるあまり、「ほうれい線から塗り、外へ伸ばすようにスキンケアします」という方がいます。つまり、ほうれい線より外側がどんどん健康になっていき、ほうれい線より内側はあまり触らない。『ほうれい線境界格差』が起きている人が非常に多いのが、僕の個人的な感覚です。

口角を頬のほうへ引き上げることでできほうれい線。アイロンがけをして骨に皮膚をフィットさせたいのであれば『お』の顔で皮膚を貼り付けた上で境界線をまたぎ、頬から鼻の下のくぼみ(鼻中隔)を通過し、逆サイドまでアイロンがけするようにしましょう。

“美顔”のためのスキンケア方法

『お』の顔で、縦に顔を引き離したるみのない顔を作る。

親指とそのほかの指でL字の手を作り、人差し指が鼻に掛かるようにセットする(人差し指の指先は目の下に軽く掛かる感じに)。

L字をヘラのように面を大きく扱い、唇を中心に作った顔のハリをアイロンがけをする。

口のカーブにそってまっすぐかけ、触った手のヘラでシワやよれを作っていないか確認。

3回ほど外へアイロンをかけたら、頬骨よりも内側でL字を止める。

逆の手で頬から『お』で伸ばしている鼻の下のくぼみ(鼻中隔)を越えるようにアイロンがけ。

同様に頬から下顎先を越えるようにアイロンがけする。

いかがでしょうか。これがただのスキンケアではなく、「美顔になるスキンケア」です。せっかく朝晩ケアするであれば、肌だけじゃなく、皮膚が骨にフィットしている、シワやたるみのない美顔を作るためのケアをしませんか?

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