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「悪魔判事」最終回 チソンとジニョン、世界を救うために人生かけた2人の判事

  • 2021.8.23
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※ この記事にはドラマ本編のあらすじやネタバレの一部が含まれています。

tvN
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『悪魔判事』が法廷ドラマの新しい地平を開いて2カ月間の旅程にピリオドを打った。

22日(日)に韓国で放送されたtvNの土日ドラマ『悪魔判事』16話の視聴率は首都圏世帯基準平均7.7%、最高10.2%を記録し、全国世帯基準平均8.0%、最高10.1%を記録、首都圏と全国の両方で自己最高視聴率を更新し、ケーブルや総合編成を含む同時間帯視聴率1位を記録した。

tvNのターゲット層である男女20歳から49歳の視聴率は首都圏基準平均4.0%、最高5.4%、全国基準平均4.0%、最高5.2%を記録し、首都圏と全国の両方で自己最高視聴率を更新、ケーブル、および総合編成を含む同時間帯1位を獲得した(ケーブル、IPTV、衛星統合した有料のプラットフォーム基準/ニールセンコリア提供)。

最終回では人体実験が行われた事業の実体が明らかになり、最終的に財団関係者を審判したカン・ヨハン(チソン)とキム・ガオン(ジニョン)の痛快で胸の熱くなる活劇が描かれた。

ユン・スヒョン(パク・ギュヨン)殺人教唆の疑いでカン・ヨハンが拘束された状況の中、キム・ガオンはすべてを元に戻すために財団の病院に侵入した。そこでチョン・ソナ(キム・ミンジョン)も知らないうちに人間の生体実験が行われている財団事業の実体を目撃、ちょうど病院視察に訪れた財団の関係者まですべてをカメラに収めることに成功した。

もはや暴露だけすればいい状態だが、国家非常事態中だったためメディアが統制されていた状況。これにキム・ガオンはチョン・ソナの手先ミン・ジョンホ(アン・ネサン)を連れて自爆を決意し、爆弾が破裂した瞬間に告発内容が記録されたメールを報道機関に配布する計画を立てた。しかし、爆弾が爆発する直前、刑務所を抜け出したカン・ヨハンがこれを阻止しながら、チョン・ソナの策略により形勢が傾いたチームヨハンのエキサイティングな反撃が始まった。

まず、カン・ヨハンは法廷の中に財団関係者を閉じ込めた後、最後の裁判を開始、病院内部の映像を公開してチョン・ソナの手により死んだ者、結託した者など、権力に隠された醜い素顔を一つ一つ暴露した。続いて爆弾のスイッチを持って法廷の中に入ったカン・ヨハンは生きるために争う財団関係者と一緒に自爆し、煙と一緒に消えた。

死んだとばかり思っていたカン・ヨハンが法廷内の緊急脱出路をチェックしたという事実を知ったキム・ガオンは、どこかで生きているであろうカン・ヨハンを恋しがりながら、新しい時代を迎えた。そして「しっかりしろよ。さもなければ戻ってくるぞ」とキム・ガオンの前に嘘のようにカン・ヨハン が現れ、あふれる涙と笑顔で本当の別れを告げる2人の男の最後でドラマは幕を下ろした。

『悪魔判事』はある財団が国を掌握した仮想のディストピア大韓民国という世界観のもと、不正勢力と対抗する判事たちの熾烈な戦争を描いてきた。特に罪を犯せば誰であっても法廷に立って禁固235刑、むち打ちなど、他の追従を許さない画期的な罰を下して視聴者を痛快な気分にさせ、ジャンル的な快感はもちろん、既存の法廷ドラマとは異なる新鮮さを伝えた。

また、チソン(カン・ヨハン役)、キム・ミンジョン(チョン・ソナ役)、ジニョン(キム・ガオン役)、パク・ギュヨン(ユン・スヒョン役)など、キャラクター固有の魅力を生かす俳優たちの演技はもちろん、ドラマへと視聴者を引き込む俳優たちのアンサンブルがの相乗効果を発揮した。それだけでなく、虚を衝く緻密なストーリー展開と、仮想のディストピア大韓民国を生き生きと見せた洗練された演出までが調和を成して印象的なドラマとなった。

このようtvN土日ドラマ『悪魔判事』は果たして正義とは何かという疑問符を投げかけて結末を結んだ。世界を救うために人生をかけた2人の裁判官カン・ヨハンとキム・ガオン、そして宿敵チョン・ソナの激しいディストピアの話『悪魔判事』は視聴者の胸の中に長く記憶されるであろう。


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