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サミュエル・ベンシェトリ、妻ヴァネッサ・パラディを語る。

  • 2021.8.20
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女優ヴァネッサ・パラディと2018年に結婚したサミュエル・ベンシェトリ監督が、7月に発売された雑誌「Gala」のインタビューで、妻を褒めたたえた。

サミュエル・バンシェトリとヴァネッサ・パラディは第74回カンヌ国際映画祭で共に階段を上った(2021年7月10日)photo : Getty Images

2017年、ふたりは映画『Chien』の撮影をともにしている。その4年後、ヴァネッサ・パラディはサミュエル・ベンシェトリ監督の新作長編映画『Love Songs for Tough Guys』で主演を務めた。

2016年に交際をスタートさせ2018年に結婚したふたりは、舞台『Maman』の稽古もともにした。ベンシェトリ監督は7月に発売された「Gala」誌のインタビューで次のように語った。「彼女が舞台に立つのを見るのは特別なこと。幸せな気持ちになります。心を揺り動かされ、感動するんです」

“彼女は生き生きとして、楽しい人”

ある港町を舞台に、暴力的な男たちが詩や演劇、芸術を通して愛を探求するさまを描いたベンシェトリ監督の新作『Love Songs for Tough Guys』で、ヴァネッサ・パラディは俳優を志す女性スザンヌを演じている。

ベンシェトリ監督へのインタビューは、40代の妻への誉め言葉に満ちていた。

「観客は驚くと思います(編集部注:映画のなかでのヴァネッサの役柄のこと)。私は驚かないけどね。誰かと私生活を分かち合う時には、相手のユーモアを感じ取るものです。彼女は生き生きとしていて、楽しい人。ヴァネッサは面白い人で、それは意図してないことだってある」とヴァネッサを称賛。さらに「カメラの前では、彼女はコメディーが求めるテンポを支配しています。最初のテイクから彼女はすべて理解していて、私が彼女に言うべきことはほとんどありませんでした。彼女はあがり症なので、たくさん練習していました。とても素晴らしいアーティストですよ」と付け加えた。

ヴァネッサ・パラディは、夫から出演を依頼された時に驚いたと明かす。「私に役を任せる大胆さに、最初に驚いたのが私。彼の映画を台無しにする危険があるって言い聞かせることもなくね!」と彼女は冗談めかしていった。

「自信と判断力を持って、私はスザンヌを演じました。スザンヌの細部を膨らませて、まがい物にならないようにしなければいけなくて、彼女を生み出すことは危険を伴ったけれど、一緒に作り上げました。ようやく安心できるところまできて、喜びを感じられるようになったんです」

いつも控えめなカップルだが、第74回カンヌ国際映画祭では監督の長編映画『Love Songs for Tough Guys』が特別上映された7月10日、ともに階段をに上った。

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