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これなんて読む?「往なす」あの競技でよく聞くかも!

  • 2021.8.12
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知っている漢字なのに読めない……。 難読漢字あるあるですよね。 今回ご紹介する「往なす」も、そう簡単には読めませんよ。

(1)「往なす」の読み方

「住」だけ見れば簡単ですが、送り仮名「なす」がつくと読めない。 「じゅうなす」とも読めますが、それは間違いです。 これは「いなす」と読みます。 もしかしたら、聞いたことがある人もいるでしょう。 柔道や相撲で、この言葉を聞くことが多いです。 「往なす」は「去なす」とも書きます。 (『広辞苑』より)

(2)「往なす」の意味

「往なす」には、4つ意味があります。 「人を行かせる。帰らせる。離縁する」 「相撲で、急に体をかわして相手を泳がせる。」 「転じて、相手の攻撃・追及を軽くあしらう」 「愚弄する。悪口を言う」 全体的にあまりいい言葉ではありません。 しかし、スポーツの場面では、攻撃をかわした際、「いなした」なんて聞くことも。 テレビを見る際には、解説にも注目してみましょう。 (『広辞苑』より)

(3)「往なす」の語源

「往なす」の語源は、意味が派生したものです。 先ほど挙げましたが、「往なす」には「行かせる」や「帰らせる」という意味があります。 この意味を、漢字で表したことで誕生しました。 意味からできた言葉は、比較的覚えやすいです。 もし読み方に迷ったら、意味を思い出すといいでしょう。 (『広辞苑より』)

(4)「往なす」の方言

「往なす」は、じつは方言でもあります。 使われている地域は主に西日本であり、関西や中国地方です。 意味のひとつである「帰らせる」「行かせる」は「往なす」と言います。 そのため、「あの人はいないたよ」と耳にすれば、地方の人かなと思うでしょう。 知らずに聞けば、「いなくなったの?!」と勘違いしてしまいます。 この機会に覚えておくと勉強になるでしょう。 (『広辞苑』より) 方言でもある難読漢字「往なす」。 普段、口にする機会は少ないものの、意外と使う場面は多いですよ。 使うシーンを的確に判断し、ぜひ取り入れてはいかがでしょうか。 (恋愛jp編集部)

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