1. トップ
  2. グルメ
  3. 【東区】札幌丘珠空港「丘珠キッチン」の朝カレーで夏の朝活

【東区】札幌丘珠空港「丘珠キッチン」の朝カレーで夏の朝活

  • 2021.8.12
  • 3506 views

「暑い…。」 思わずそう呟かずにはいられない、記録的な真夏日・猛暑日が北海道各地で続いています。 ここ札幌も連日34℃前後で、東京や沖縄よりも高温の日があるという、今夏は北海道らしからぬ猛暑となっています。 そんな暑さなので、出勤以外の外出は極力避けるようになり、7月後半からの私は自宅に籠もりがち(室内とて暑さに大差はないのですが。)でした。こんな体たらくで、8月の私の地域特派員レポートはどうする? と悩みながら…。 悩んだ末に思いついたのが、「少しでも涼しい早朝に活動する。」というものでした。

早朝から営業している飲食店に朝食を摂りに行くことにしました。 自宅から比較的近いという条件で思い当たったのが、東区にある「札幌丘珠空港(さっぽろおかだまくうこう)」内の「丘珠(おかだま)キッチン」でした。 空港という場所柄、早朝7時から営業しています。自宅以外での朝食は非日常で気分転換になりますし、なかなか旅行がままならない昨今、空港という空間で、ちょっとした旅気分も味わえるかもと期待しつつ、8月最初の休日、マイカーを運転して出かけてみました。

札幌にも空港があるのです

札幌丘珠空港です。 北海道の空港といえば千歳市にある新千歳空港が最も知名度が高いと思いますが、我が居住地の札幌市東区にも、空港があるのです。道内の路線を中心に、少数ながら道外路線もあります。2階出発ロビーに「丘珠キッチン」の店舗があります。

出典:リビング札幌Web
これって、「朝活」?

時間は、午前7時を少し過ぎたところ。空港内に人はまばらでした。 観光目的ではなく、出張に向かうと思われるビジネス客の男性ばかりといった印象でした。2階出発ロビー売店のすぐ側に、オレンジに白の店名が鮮やかな「丘珠キッチン」があります。

自動券売機で食券を購入するシステムです。発券ボタンには「朝ラーメン」「朝そば/うどんセット」「朝カレー」の文字が。ありふれたメニューなのに、「朝」と加わるだけで、なんだか特別感があります。私がこれからしようとしているのは、もしかしていわゆる「朝活」?

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

店頭のポスターの写真にひかれて、東区丘珠の名産品の「タマネギ」を使っている(東区は北海道のタマネギ栽培発祥の地なのだそうで、丘珠地区は多くのタマネギ畑があります。)という「朝カレー(丘珠カレー)」にしました。夏バテ撃退には、やっぱりカレーでしょ!(私個人のイメージです。)それと、セットのコーヒーが100円とお得なのでこれも選択。

朝の陽射したっぷりの店内

店内は窓が大きく、朝の眩しい陽射しに包まれていました。

出典:リビング札幌Web

カウンター席のある窓は滑走路に面していて、飛行機の離発着を間近に眺めることができます。席は自由に選べます。私は迷わずカウンター席に座りました。

出典:リビング札幌Web

カウンターにこのようなものがありました。窓から見える山々の案内です。 この日は、晴れてはいたものの、あいにく雲が多くて遠くの方までは見えなくて残念でした。

出発準備中でしょうか、機内に乗り込む為のタラップ車が機体の側に留まっている飛行機や、ヘリコプターも一台、窓の外に見えました。普段は見る事が出来ない光景が広がっています。「丘珠キッチン」で座るのは断然、カウンター席に限るというものです。

窓の外の景色を楽しんでいると、後ろの厨房の方から、私の番号が呼ばれました。食券提出時に渡された注文番号札の番号です。セルフサービス形式なので、注文したメニューは自分で受け取りにいきます。

タマネギ推しのカレー!

上にフライドオニオンが散りばめられているのが、よいアクセントになっています。じっくり煮込まれたタマネギが溶け込んでいるというカレーは、程よい辛さと、ほのかな甘みがあります。これはタマネギの甘みでしょうね。具材の肉が豚肉な所に私は「北海道らしさ」を感じました。夏バテ気味だったのに、朝カレー(丘珠カレー)完食でした。

「丘珠カレー」は、750円と庶民的価格ながら、味も見た目も、「洗練されている」というのか、札幌中心街のお洒落なカフェやレストランのメニューとしても通用するのでは? と私は思いました。

じっくり煮込んで寝かせる、という作業で3日間をかけて「丘珠カレー」は作られているのだそうです。厨房の男性の、「その日作ってすぐに出せる、というものではないんです。」という言葉には、強いプライドのようなものが感じられました。

「丘珠カレー」は、朝メニューの時間帯以外でも食べることができます。

出典:リビング札幌Web

パセリのグリーンの彩りもきれいです。

食後のコーヒーも

食後のコーヒーも、美味しく頂きました。ポットに落としたてというのがまた嬉しい。

出典:リビング札幌Web

私一人の、たった1杯分を淹れてくれたのは予想外で、その心遣いに感激しました。 セルフサービスの飲食店のコーヒーなので、大量に作り置きしたものが入ったガラスポットがカウンターに置いてある、とばかり思っていたので。 これで、食事とセットで100円とは…コスパ最高です!

コーヒーを飲みながら窓の外を眺めていると、カレーの出来上がりを待っていた時に出発準備中だった飛行機が、ゆっくり動き出しました。出発するようです。

出典:リビング札幌Web

私も飛行機でどこかに行きたいなぁ…。(当分は無理そうですが。) ぼんやりそんな事を思いながら、飛行機が離陸して雲の中に見えなくなるまで見送りました。

丘珠空港のおみやげ

今回の私の朝活の締めくくりとして、丘珠キッチンを出てすぐ目の前にある売店、「スカイショップおかだま」に寄りました。札幌市東区のマスコットキャラクター「タッピー」の顔が描かれている「タッピーサブレー」を購入する為です。

「タッピーサブレー」は東区の洋菓子店「アルディ」の商品で、アルディの店舗の他は丘珠空港のみ限定販売のお菓子です。 「タッピー」の名前の由来は、東区の名産のタマネギにちなんだもので、「タマネギ」の「タ」と、「ハッピー」の「ッピー」を組み合わせています。

タッピーのトレードマーク、タマネギ型のトンガリ帽子が、ちゃんと表現されています。かわいくて、食べるのが勿体ない…ですが、とっても美味しいサブレーです。 ちなみに、このサブレーの材料にはタマネギは入っておらず、バター風味です。目の部分には黒ゴマが使われています。

出典:リビング札幌Web

包装袋の右側のタッピーは、飛行機に乗っている!

札幌丘珠空港での朝のひと時は、期待していた以上で、最高にリフレッシュできました。

「暑さに負けず、きょうも一日頑張るぞ!」という気持ちになれる「朝活」を、空港内というちょっと意外(?)な場所、札幌丘珠空港内「丘珠キッチン」で、いかがですか?

丘珠キッチン(オカダマキッチン) 住所 札幌市東区丘珠町丘珠空港 2F出発ロビー TEL 011-785-0221 営業時間 午前7:00〜午後5:00 (朝食メニューは7:00〜10:00まで) ラストオーダー16:30 アクセス 市営地下鉄東豊線「栄町」下車 タクシーで約5分 駐車場 あり 「丘珠キッチン」利用で当日限り駐車料金2時間無料 定休日 無休 URL https://www.okadama-airport.co.jp/shop/#foodshop

元記事で読む
の記事をもっとみる