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今まで知らなかった! 実は大手チェーンが運営している「マイナー外食店」5選

  • 2021.8.12
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都内では毎年多くの飲食店が生まれます。そのなかでも、知られざる大手チェーンのサブブランドを紹介します。

有名チェーン店の新業態のブランド

東京都内には外食チェーンが数多く存在し、近年では各社、新業態の店舗を積極展開しています。

新業態の店舗では看板ブランドと似たメニューを提供しつつも店内の雰囲気が異なったり、ワンランク上の商品展開を行っていたりと、その形はさまざまです。

今回は主に都内で展開する新業態ブランドを五つ紹介します。

1.先斗入ル

創作パスタの人気店である五右衛門の系列店・先斗入ル(ポントイル)。関西を中心に店舗を構えていますが、都内に

・自由が丘店(目黒区自由が丘)・新宿サブナード店(新宿区歌舞伎町)

の2店舗を展開しています。

目黒区自由が丘にある先斗入ルの自由が丘店(画像:(C)Google)

五右衛門ではトマトソースやカルボナーラなど、イタリアンのパスタをベースにした創作パスタを提供していますが、先斗入ルでは京野菜をふんだんに使用しており、さらに和の要素がつまったパスタに仕上げています。

レギュラーメニューでおすすめなのは「海老とカニと湯葉の京風クリームソース」です。

ダシで割ったクリームソースのパスタに、トロトロの湯葉やシーフードがのっており、ゆずのほんのりとした風味がアクセントになっています。クリーム系ですがあっさりした優しい味のため、くどさがなく途中で飽きません。

なお、期間限定のメニューも常時複数提供しており、夏は夏野菜、秋はキノコを使ったパスタなど、シーズンにぴったりなパスタを堪能することができます。

2.ゆめあん食堂

ゆめあん食堂は、ガストやバーミヤンなどを運営するすかいらーくグループが手掛けており、同グループの1ブランド・夢庵から派生したブランドです。

店舗は

・立川駅南口店(立川市柴崎町)・調布駅北口店(調布市小島町)

のふたつのみ。

立川市柴崎町にあるゆめあん食堂の立川駅南口店(画像:(C)Google)

夢庵はお膳や重などの会食向けメニューが多いですが、ゆめあん食堂は定食スタイルのため、ひとりで利用しやすくなっています。

定食メニューは野菜たっぷりの炒め物や、フライが多め。「肉野菜炒め定食」は1日分の野菜、「なすとキャベツの味噌炒め定食」は1日の3分の2の野菜を取れます。

また、アルコールメニューが豊富で、おつまみを100円台から提供しているため、サクッと飲むのにも最適。普段のランチにもひとり飲みにも利用できる、使い勝手の良いお店です。

3.ドトール珈琲農園

カフェチェーンのドトールも、同店よりワンランク上のスペシャリティコーヒーを提供するドトール珈琲農園を展開。都内では

・多摩堤通り店(世田谷区鎌田)・武蔵小山店(品川区小山)・飯田橋ラムラ店(新宿区神楽河岸)・府中店(府中市宮前)・学芸大学駅前店(目黒区鷹番)・江戸川店(江戸川区江戸川)・多摩センター店(多摩市落合)・町田店(町田市木曽町)

の8店舗があります。

世田谷区鎌田にあるドトール珈琲農園の多摩堤通り店(画像:(C)Google)

スペシャリティコーヒーは軽くてクセのないドトールブレンド、甘みを感じるビターブレンド、酸味のあるアメリカンソフトブレンドの3種を提供。1杯550円とドトールのコーヒーより高価ですが、コーヒー農園主の邸宅をイメージした空間で、上質なコーヒーを堪能できます。

ドトールのブレンドコーヒーが好きなら「ドトールブレンド」がおすすめ。味のバランスが取れて軽い口当たりで、誰でも飲みやすい一杯です。

ドトールの食事メニューはサンドやトーストなど軽食がメインですが、ドトール珈琲農園ではオムライスやビーフカレーなどを提供しています。しっかりと食事をしたいときにもうれしいです。

4.松軒中華食堂

誰もが知る牛丼チェーン・松屋。同ブランドを展開する松屋フーズ(武蔵野市中町)では牛丼以外にも幅広いジャンルの飲食店を手掛けており、そのなかには中華料理店もあります。

その名は松軒中華食堂。同店は5店舗あり、都内にはそのうち

・千歳烏山店(世田谷区南烏山)・練馬店(練馬区豊玉北)・調布店(調布市布田)・田無店(西東京市田無町)

の4店舗があります。

世田谷区南烏山にある松軒中華食堂の千歳烏山店(画像:(C)Google)

松軒中華食堂は松屋と同様、リーズナブルで入りやすい雰囲気。カウンター席もテーブル席もあり、ひとりでの食事にも、子ども連れの食事にもぴったりです。

提供しているのは麺類や定食で、オーソドックスな醤油ラーメンや塩ラーメンは480円(2021年現在)と、ワンコイン以下。醤油ラーメンは魚介のダシが効いており、濃いめのしょうゆ味です。昔懐かしい味わいで、老若男女問わず好かれる味付けです。

麺は細めのちぢれ麺で、コシがあってのど越し抜群。ラーメン専門店に行かなくても、ハイクオリティーな味を楽しめます。

5.肉めし岡むら屋

肉めし岡むら屋はとんかつの有名チェーン・かつやのグループ企業が手掛けています。2021年現在、

・秋葉原店(千代田区外神田)・新橋店(港区新橋)

の2店舗を構えています。

千代田区外神田にある肉めし岡むら屋の秋葉原店(画像:(C)Google)

肉めし岡むら屋では、よく煮込まれた角切りの肉がゴロゴロのった「肉めし」を提供。肉にはしっかりと味がしみ込んでおり、ごはんがすすみます。大根や卵をのせた「デラ肉めし」や野菜をたっぷりのせた「野菜肉めし」もあり、見た目のインパクトは抜群。がっつり食べたい人や、手軽に野菜もたんぱく質も取りたい人におすすめです。

店内は牛丼チェーンのような雰囲気で、価格も同じくらい。そのため、リーズナブルに済ませたいけれど牛丼には飽きてしまったときにぴったりです。

魅力ある新業態のブランド店

今回は、実は大手チェーンが大本の飲食店を五つご紹介しました。気になるお店は見つかりましたか?

新業態の店舗は都内を中心に展開をしており、まだまだ店舗は少なめ。都内に住んでいる人は、たまにはメインブランドでなく新業態のブランド店へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

それ以外のエリアに住んでいる方人も、都内に足を運んだ際はぜひチェックしてください。

樫山綾乃(グルメライター)

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