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処置中にレチナを縫い付けていた糸が取れた!?幸先が一気に不安に…。

  • 2021.8.11
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「口唇口蓋裂ちゃん、育ててます」148話です。抜糸手術を無事に終えたくぴこちゃん。先生からは、「口の中の型を取って、装具ができたら退院です」と告げられます。

抜糸手術が終わった翌日、保護カバーを外した部分に新しい装具を付けるために、口の中の型取り処置をしました。その際、先生にレチナについて、このように言及されました。

抜糸手術も終わり、いよいよ退院と思ったら……?

今回はレチナによる固定を徹底し、鼻の形を維持するためにレチナを縫い付けている糸は、退院後もしばらくはそのままにすると言われました。

前回の手術で退院後はレチナに苦戦し、結局うまくつけられず鼻腔が倒れてしまったので、娘のためと思い私もそれに同意したのですが……。

なんと、口の中の型取りの最中に縫い付けていた糸が取れてしまいました!

泣いて鼻水で取れやすくなり、泣き止んで落ち着いたと思ったらレチナの違和感でムズムズするらしく、無意識に鼻から押し出したりしてしまい、まったく安定してつけること事ができません。

「これをつけると、痛い痛いしなくていいよ! 」など言い聞かせても、小さな娘には通じるわけがなく……。

そして、縫い付けていた糸が取れて半日、レチナを出したり入れたりを繰り返しているうちに鼻の中の傷がこすれて腫れてしまい、何もしなくても押し出されるようになってしまいました!

抗生剤入りの軟膏を使って対処したのですが、鼻に入れた痛みや刺激で鼻水が出て余計に滑りやすく、テープを何枚も貼っても固定がままならないほどに……。

この様子には思わず先生も苦笑いの様子で……。

幸先が不安なレチナの状況に不安いっぱいな私に、翌日の退院の許可と励ましの言葉をかけてくれました。


2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修/助産師REIKO


著者:イラストレーター じぇにこ

1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!

ベビーカレンダー編集部

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