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厳しくするべき? 泣き虫で打たれ弱い子どもに接するポイント

  • 2015.7.8
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【ママからのご相談】

かなり小さいときからなのですが、娘が打たれ弱くて悩んでます。一見気が強そうなのですが、ちょっと注意されたりするとすぐヘコんで、ここ最近は泣くようになってしまいました。「そんなことしたらダメでしょ」くらいの口調で言うだけでも、 「ママ(パパ)に怒られた〜」と涙を流して泣きます。幼稚園の授業参観が終わり帰ろうとすると、「ママと一緒がいい」と泣いてしがみついてきます。上の子なので手探りの育児ですが、それでも特に甘やかしたり厳しくしたりした覚えはなく、普通に接してきたつもりです。昔からわりと聞き分けのいい子なので、私や旦那が怒鳴ったりすることもありません(注意の段階で、「ごめんなさい」と泣いてしまうので)。

このまま、打たれ弱く泣き虫でいてもいいのでしょうか。去年妹が生まれたので、赤ちゃん返りをしているのかと思い、甘えてくるときにはぎゅっと抱きしめたり、できるだけ手(愛情)をかけてあげてるのですが、それが逆効果なのか、もっと突き放すように強く接した方がいいのか、わかりません。この先、人間的に強く、すぐに泣かないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

●A. お子さんの言動、全て受け止めてあげてくださいね……。

はじめまして、こんにちは。藤じゅんです。ご相談ありがとうございます。

毎日の子育ての中、文面からお子さんへの深い愛情が伝わってきました。上のお嬢さんのことでお悩みなのですね……。

ご相談内容から、上のお嬢さんはとても繊細な心の持ち主だと感じたと同時に、聞きわけの良いお子さんという点からもう少しご両親に甘えたいのかな? と思いました。

お嬢さま、打たれ弱くてもいいと思います。泣き虫でもいいと思います。お嬢さまが落ち込んだときには抱きしめてあげてください。もちろん、命に関わることで危険をおかしそうなときや、他人に迷惑がかかる行為については、きちんと注意しなくてはなりませんが……。

人間的に強くなってほしい、泣かないでほしいというご相談者様の気持ちは同じ母親として良く分かります。でも、子どもが母親に自分の感情をきちんとぶつけられることはとても大切なのです。

そして、それを母親が受け止めてあげることはさらに大切。その繰り返しで、お嬢さまは強くなっていくはずです。きっと、お嬢さんはお母さんのいない所(幼稚園や学校習い事など)で一生懸命頑張って過ごしているのではないでしょうか?

そんなお嬢さま、ご両親の前でしか弱い部分を見せていないのかもしれないですよね……。

ご相談者様にとって第1子ですから、いろいろな思いがあると思います。でも、第1子だからこそ、お子さんの性格や起こりうることを試行錯誤しながら、受け止めてあげてほしいと思います。そうすることによって第2子以降の子育てに気持ちの余裕ができてくるはずです。

●全てを受け止めてあげましょう

お嬢さまの現状(打たれ弱い点、すぐに泣いてしまう点)を直そうとせずに受け止めてあげることを繰り返したら、お嬢さまはどうなると思いますか? 果たしてこのままずっと打たれ弱く泣き虫のまま成長するのでしょうか?

ここで、私が子どもたちを通わせていた幼稚園の園長先生のお話をお伝えさせていただきますね。

『子どもは家庭内でくつろぎや甘えの場所がきちんと確保されていれば、家の外に出たとき、自分の行動をきちんと正せるようになります。反対に家庭内でそのような場所がない子どもは外で不安定になり、家庭の外に安らぎを求めるようになると、それが非行につながることも否定できないのです。だから、家庭内で自分の感情を素直に表現できる場所があることはとても大切なのです』

また、ご自身の経験に基づいて28年間子どもの非行と引きこもりの解決に力を注いでいらっしゃる伊藤幸弘氏は児童精神科医である佐々木正美先生との対談の中でこんなことも述べています。

『両親、特に母親にその感情を受け止めてもらって成長した子どもは、ゆくゆく、お母さんの希望や願いや気持ちに応えようとするようになる』

●お嬢さまの今後を楽しみに……

いかがでしたでしょうか……?

ご相談者様のお気持ちを少しでも緩和できましたでしょうか?

将来、お嬢さまに、「あなたは小さかったころ、本当に打たれ弱く、すぐに泣いちゃう子だったのに。いつの間にかとっても強くなったわね……。その強さ、お母さんにも分けてほしいわ」なんて思い出話ができる日がくるかもしれません。

そんな日が来ることを願って、これからもお嬢さまの言動を受け止めてあげてくださいね。

●ライター/藤じゅん(カウンセラー)

二男二女(双子)の母。海外で出産した下3人は年子で双子。バリバリのキャリアウーマンに目指すはずだったが、結婚・出産・夫のニューヨーク転勤に伴い子育て中心の海外生活(6年間)を経て帰国。仕事から離れ、子育てを充実させようと奮闘する中で、ママ達のストレスを目の当たりにし、末子である双子の卒園を機にカウンセラーの資格を取得。以降、「ママの心の健康が大切」「ママが楽しければ子どもは幸せ」「夫婦は家族の原点」「夫との会話のススメ」「子どもが不登校になったら……」「子どもが反抗期の時は……」等、ママとなった女性の心のケア、結婚前の女性の相談に力を入れている。しかしながら、近頃は男性からの相談を通して「男性側の視点」も大切にし、どんなに小さい問題点も疎かにせず、専門分野外の「対人関係の悩み」に老若男女問わず、幅広く対応している。療法や定義に捕らわれず、日常生活の中から悩みを緩和させ、元気に明るく生きていけるようなアドバイスできる「家庭的で、身近なカウンセラー」を目標に日々精進中。