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自然乾燥はNG!? 髪の毛を包む“キューティクル”の役割とケア方法

  • 2015.7.8
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【女性からのご相談】

髪の毛がとても痛んでいます。美容院でなじみの担当者さんに聞いたら、「キューティクルの状態がものすごく悪くなっている」とのこと……。 手入れしなきゃ……と考えていたんですが、そういえば、この“キューティクル”の役目って何なんでしょう? 私も当たり前みたいに使っていた単語ですが、よくよく考えてみれば、意外に知らなかったな、と思って相談しました。

●A. 髪の毛を守ってくれるキューティクルをケアしましょう。

こんにちは、ビューティーライターの鍋谷萌子です。

“キューティクル”という単語は、確かによく聞くものですよね。でも、ご相談者様のように、「どんなものか改めて考えたことなかった」という人もいるかと思います。

キューティクルというのは、髪の毛のなかで、もっとも外側の部分です。ちなみに、その内側には“コルテックス”、さらにその内側に“メデュラ”と呼ばれる層が存在します。キューティクルは、タンパク質がウロコ状になったものによって構築されています。これは硬質なタンパク質であるため、内側を守ることができます。

今回は、キューティクルについてお伝えします。

●キューティクルは防護壁

キューティクルというのは、一種の防護壁です。これがはがれると、コルテックスなどにダメージが行きやすくなり、切毛や枝毛といった髪の毛のトラブルが起きるようになります。その結果として、“タケボウキのように痛んだ髪の毛”“爪で少しひっかいただけで、髪の毛が裂ける”というような状態になってしまいます。

ちなみに、このキューティクルを痛める原因には、

・紫外線

・短期間での染髪(脱色)

・頻繁かつケア無しの状態でのくせ毛矯正

などがあげられます。

特にくせ毛の人の場合は深刻で、“くせ毛を直そう”として受けた縮毛矯正が逆にキューティクルを痛め、状況を悪化させる、というケースも……。

●キューティクル、どうやったらケアできる?

キューティクルをケアするためにまず気を付けたいのが、シャンプー選びです。髪の毛によいと言われている成分が配合されているものを選びます。現在は、キューティクルの保湿成分として活躍できるアミノ酸系などが人気ですね。

また、髪の毛はきちんとドライヤーで乾かすようにします。「ドライヤーの熱で髪の毛が痛む」とも言われていますが、自然乾燥に任せる方がリスクが大きいからです。

加えて、そこまで痛んでいるのであれば、一度美容師さんに、キューティクルの保護の方法までを聞いてみるのも手です。特に、長くあなたの髪を担当してくれている方なら、あなたの髪にあったアドバイスをくれるはずですよ!

【参考リンク】

・美容のためにアミノ酸 | 味の素株式会社

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

家でできるダイエットで、1年で17kg減量したアラサーライター。ファミレス勤務→葬儀会社勤務→デパート勤務を経てライターに。デパート勤務時代やダイエット時代に学んだ、「おいしくてヘルシーで安く、満腹感があってお洒落なメニュー」を編み出すのが得意。3000以上の美容記事を執筆し、100以上のオリジナルレシピを発表し、糖尿病や高血圧、メンタルヘルスにも携わってきました。母が看護師、兄が社会福祉士、姉が介護福祉士のため、医療や健康面の質問にもお答えできます。

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