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五輪競技でスケボーブーム金メダル競技「わが子に習わせたい」親も増えそう

  • 2021.8.9
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スケートボードに親世代から熱視線?(写真はイメージ)

東京オリンピックは、日本人選手がスケートボードや柔道をはじめ各競技で金メダルを次々に獲得し、列島を湧かせてくれた。注目を集めたスポーツを中心に、子どもに新たに何かを習わせたいと考える親も出てきているようだ。

過去にも国際大会での日本勢の活躍をきっかけとして、特定のスポーツの競技人口が増えることがあった。

錦織フィーバー、最近ではラグビー

8月3日の毎日新聞電子版は、スケートボード男子の堀米雄斗選手の金メダル獲得をきっかけに、スケボーブームが到来したと報じている。「スケボーショップやパークには、男子ストリートで優勝した堀米雄斗選手(22)らに憧れた子どもたちが押しかけている」と伝えた。

2014年には男子テニスの錦織圭選手が4大大会の1つ、全米オープン決勝に進出した。この時にはテニスブームが起こり、同年10月4日付のNEWSポストセブンは当時の状況を「錦織フィーバー」と形容。「テニススクールへの申し込みも急増している」と報じた。

フィギュアスケートは、00年代から2010年代にかけ、荒川静香選手や浅田真央選手、2014年ソチ冬季五輪には羽生結弦選手の金メダル獲得など、日本人選手らの活躍が競技の人気につながった。

2015年11月17日付のスポーツナビの記事は、神奈川県にある「神奈川スケートリンク」の年間利用人口について、「2000年度には7万人台にまで下がったものの、浅田らの登場でブームが再来し、2011年度は20万人ほどまでに回復した」と伝えている。

2019年にはラグビーワールドカップが日本で開催。日本代表は大会史上初めてベスト8に進出した。ラグビー情報メディア「ラグビーリパブリック」2020年1月24日付記事によると、東京都内でラグビーをプレーしている幼児と小学生の数が、19年W杯大会直前に比べて1.34倍に増加した。

堀米選手の礼儀正しさ「雰囲気よかった」

J-CASTトレンドは、小学生の子を持つ父親や母親計8人に取材した。うち2人が、五輪をきっかけに子どもの習いごとを検討していると答えた。

小学5年生の娘と、小1の息子を持つ40代男性Aさん。どちらかに、スケートボードを習わせたいと望む。

男性自身はスノーボードを趣味としており、五輪をきっかけにスケボーを始めさせることで、「横乗り」系(サーフィンやスノボー・スケボーなどの競技)の楽しさを教えたいのだという。

また、注目を集めているスケボーなら、子どもにとって「友達も作りやすい」と考えている。

なお、Aさんの娘と息子は東京五輪以前から体操を始めている。五輪以降では体操教室に来る子どもの数が「増えている気がします」と話した。

3歳男児の父、50代のBさんも、将来的に「スケートボードをやらせたい」。子どもに習い事をさせる上で、スケボーならば用意する道具もあまり高価ではなく、手軽に感じていることが理由の1つ。また、金メダルを獲得した堀米選手が礼儀正しく、「(選手らの)雰囲気がよかった」のもきっかけだという。

AさんとBさんはどちらも今大会から採用され、堀米選手や西矢椛選手ら若手選手が金メダルに輝いたスケボーを挙げた。

一方で、他競技でも日本勢の大活躍が続き、注目を集めている。例として、柔道では阿倍一二三選手・詩選手が兄妹そろって、そして卓球では水谷隼選手・伊藤美誠選手ペアが日本勢初の金メダルを獲得している。いずれも今後の競技のブームにつながるかもしれない。

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