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「侍ジャパン」は韓国戦から逃れられない五輪もWBCも毎度「日韓対決」ばかり

  • 2021.8.5
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2019年プレミア12以来の日韓戦 写真は坂本勇人選手(写真:ロイター/アフロ)

東京オリンピックの野球競技の準決勝と決勝が、いずれも日本対韓国という対戦カードになる可能性が浮上している。日本は2021年8月4日19時の準決勝で韓国と対戦する。勝てば当然、決勝へ。だが敗れても、8月5日の敗者復活戦に勝てば決勝に進出できるからだ。

これまでも日本代表(侍ジャパン)と韓国代表は、野球の国際大会で幾度となく対戦してきた。インターネット掲示板やSNSでは「また決勝で韓国と当たる可能性が」「もう運命だな」と驚く声が上がっている。

同じ大会で5回も戦う

2006年に始まったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以降の国際大会を概観すると、日韓の対戦回数の多さがわかる。

2006年 WBC
3月5日 韓国3-2日本(第1ラウンドA組)
3月15日 韓国2-1日本(第2ラウンド1組)
3月18日 日本6-0韓国(決勝ラウンド準決勝)

アジア野球選手権2007年(北京五輪アジア予選)
12月2日 日本4-3韓国

2008年北京五輪
8月16日 韓国5-3日本(予選リーグ)
8月22日 韓国6-2日本(準決勝)

2009年 WBC
3月7日 日本14-2韓国(第1ラウンドA組2回戦)
3月9日 韓国1-0日本(第1ラウンドA組最終戦)
3月17日 韓国4-1日本(第2ラウンド1組2回戦)
3月19日 日本6-2韓国(第2ラウンド1組最終戦)
3月23日 日本5-3韓国(決勝)

2015年 WBSCプレミア12
11月8日 日本5-0韓国(1次ラウンドグループB)
11月19日 韓国4-3日本(準決勝)

2019年 WBSCプレミア12
11月16日 日本10-8韓国(スーパーラウンド)
11月17日 日本5-3韓国(決勝)

2009年のWBCは、特に日本と韓国の対戦回数が際立った。

予選にあたる第1ラウンドは4チームずつ振り分けられたA・B・C・D組の4組、第2ラウンドは4チームずつの「1組」「2組」の2組で構成。いずれも、今回の東京五輪のノックアウトステージ(決勝トーナメント)のように敗者復活戦を盛り込んだトーナメント制で、2チームが次のラウンドに進出できるが、2回負けると敗退するダブルイリミネーション方式がとられた。

第1ラウンドのA組と、第2ラウンドの1組では、どちらも日本と韓国が同グループに。第1ラウンドでは日韓間の対戦成績は1勝1敗、第2ラウンドでも1勝1敗だったが、互いに日韓以外の国には全勝。敗者復活戦を交えつつ、決勝ラウンドへ進んでいった。

全4チームが進出した決勝ラウンドでも、ベネズエラを下した韓国と、米国を下した日本が決勝に進出。同一大会で5回にも及んだ韓国との最終対戦は日本が勝ち、優勝を飾った。

直近「プレミア12」決勝は日本が勝利

2013・2017年のWBCでは、韓国は両年とも第1ラウンドで日本とは異なる組で敗退したため、日韓対戦は実現していない。

ただ、他の国際大会を見るに、両国ともに予選リーグを突破し、準決勝・決勝まで駒を進めることが多い。そろって野球強豪国なために、大会中に対戦する確率も必然的に高くなっている可能性がある。2009年のWBCでは、予選が敗者復活戦を交えた変則トーナメントだったことも対戦回数の多さにつながった。

国際大会で両国が最後にあたったのは、2019年・WBSCプレミア12の決勝。初回に日本・山口俊投手が3失点したものの、山田哲人選手が2回に逆転の3ランホームランを放ち、後続の高橋礼投手から山﨑康晃投手まで無失点リレーをつないだ試合だ。あれから約2年ぶりの対戦となる。

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