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【京都建物ぶらり】鴨川に架かる最古の橋☆明治レトロなモダンさ残す「七条大橋」

  • 2021.8.5
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汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区と下京区をつなぐ、鴨川七条通りに架かる橋。明治時代のモダンな雰囲気を残す意匠。

8月4日『橋の日』にちなんで

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東山区、鴨川七条通りに架かる、周辺の景観にマッチし一際風情ある『七条大橋』。
以前から、その橋の持つ歴史に興味があり、さらに8月4日『橋の日』にちなんでやってきました。

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七条大橋東詰には駒札もあり、その歴史を伝えています。

明治末期に進められた「京都三大事業」(第二琵琶湖疏水の建設、上水道事業、道路拡張及び市電の敷設)に際し、建設された橋梁。明治44年着工、大正2年竣工し、現在鴨川に架かる橋としては最古。

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設計は東京帝国大学・教授柴田畦作(しばたけいさく)、意匠設計は、森山松之助、山口孝吉による、鉄筋コンクリート造五連アーチ橋。当時としてはモダンな意匠であったであろうと想像できます。

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第二次世界大戦中の金属の供出で高欄や街灯が失われ、長らく木製の欄干でしたが、京阪本線の地下化と川端通の開通に併せて金属製の欄干に変更。さらに1987年に改修された高欄には三十三間堂の通し矢(10本の矢が円の中心の的に向かっている図)がデザイン。

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2008年には土木遺産にも認定。

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西詰には竣工時の親柱が残り、1978年まで橋上に京都市電七条線があったことを思うと、当時としてはかなり大掛かりな橋であったことが想像できます。鴨川に架かる橋の中でも、洋風なレトロさをかもす七条大橋。古い京都の景観づくりにも一役買っていますね。

詳細情報

名称:七条大橋
場所:京都市東山区下堀詰町~下京区稲荷町

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