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【相席スタート・山﨑ケイ連載 vol.11】「30 後半女子が『可愛い!』『若い!』とモテはやされる場所とは・・・?」

  • 2021.8.3
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お笑いコンビとして活躍する傍ら、『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の 友社)をはじめとした恋愛にまつわるエッセイを多数執筆。「自分のことを〝ちょうどいい〟ブスと仮定してみる」という、衝撃の恋愛メソッドで話題となった、山﨑ケイが昨年ついに結婚を発表! これまで多くの恋愛テクについて語ってきたケイが、本連載で は、そこから少し踏み込んで、「〝ちょうどいい〟婚活とは?」そしてその先にある、「〝ちょうどいい〟結婚のカタチって?」といった女性の悩みに挑みます!!

30代後半女子が「可愛い!」「若い!」とモテはやされる場所があるのです。

30代後半になってくると、出会いは激減してしまうのが現状です。

以前からちょくちょく話に出している38歳で絶賛婚活中の女友達がいます。この連載にいつもネタを提供してくれるのですが、ここで彼女のここ5年の婚活歴を勝手にまとめてみました。

  • 34歳 離婚
  • 35歳 マッチングアプリにハマる。結構出会える。
  • 36歳 1年間仕事で海外に行く。
  • 37歳 帰国し、「婚活しようかなー」と思い始める。
  • 38歳 再度アプリに登録するも出会い激減。

彼女は、34歳〜38歳の数年間で「こんなに?!」というほどめちゃくちゃ需要が減ったと嘆いていました。だからこそ、いつか結婚をしたいと思っている女子は、1 日でも早く、行動をするべきだと思います。

そんな中、30代後半女子が「可愛い!」「若い!」

とモテはやされる場所があるのをご存知ですか?

30代後半女子がモテはやされる場所、それは・・・

その場所とは、ズバリ〝スナック〟です。

私は、30代になってから、芸人をやりながら夜はスナックでバイトをしていたことがありました。「キャバクラは受からなそう・・・」という自己採点があったのでスナックの門を叩くことにしたのです!

初めてのスナックバイトは紹介で始めた恵比寿のスナックで時給は2,500 円のお店でした。

「そんなにもらえるの?」と思いますよね?だって4時間働くだけで日給10,000円ですよ?

そんなに高い時給ですから当然お客さんのセット料金も高くて、お金持ちが多かった。だから、お客さんもそれなりの対応を取ってくるんです。

たとえば、

「芸人やってんの?何か面白いことやってよ」

「え?やらないの?言われてすぐにやれない芸人なんて絶対売れないよ」

とよく説教をされたりしたものです。

あるとき、しつこく絡んでくるお客さんと喧嘩になり、悔しくてトイレにこもって大泣きして「もう無理だ・・・」と辞めることにしました。

今思えばスルースキルがなかったなと思いますが、そのときは限界でした。

限界に達した私が次に選んだのは・・・

でもお金がないから働かなければいけない。

スナックの仕事自体は嫌いではなかったので、今度は神楽坂のスナックで働き始めました。

「神楽坂 スナック バイト」検索して出てきたお店です。

時給は恵比寿のスナック の半額以下、1,200 円。

4時間働くと・・・(大体20:00〜24:00勤務)

恵比寿

2,500円×4時間=10,000円

神楽坂

1,200円×4時間=4,800円

恵比寿に1回行けば、神楽坂の2回分もらえるんです!時給が半分なので当たり前の計算ですが(笑)。

みなさんならどちらで働きますか?

普通の居酒屋のバイトでもそれくらいの時給のところはあったのですが、神楽坂という場所が好きだったのと、お手頃価格のお店の方が変にマウントをとってくるお客さんもいないかも・・・と踏んだのです。

市場を変えれば、アラフォー女子も十分若くて可愛い!

アットホームで楽しかった神楽坂スナックでのバイト

予感は的中。働き始めたら、それはもう楽しくて。ママの人柄が素敵でお店の雰囲気もよく、お客さんのセット料金も安い分、常連さんが多くてアットホームなお店でした。

「面白いことやってよ」

と言ってくる天敵がいないばかりか、バイトの子全員の誕生日を把握してお花をくれるお客さんがいたり、ジャイアンツのユニフォーム姿で入ってきて

「今日も勝った〜!」

なんてお客さんに野球の話を聞かせてもらったり。お店の中だけではなく、休日にBBQをしたり、ボーリング大会までありました!

大半が常連さんばかりの、アットホームさがまた私に合っていたのでしょう。

そしてここで大事なのが、お客さんの年齢層です。

キャバクラの客層は、20代〜30代の若いサラリーマンが中心。一方、スナックの客層は 30代〜70代まで幅が広く、多くは 50代以上だったりも!

そのせいか、スナックで私はいつも

「若いね!」

という扱いを受けました。私よりかなり年上の女性もいましたが、みんな若いし可愛いね、という感じでした。

そう、場所が変われば、30代後半の女子だって十分若いのです。そして酸いも甘いも噛み分けたロマンスグレーたちは、私たち30代女子はみんな可愛く見えるのです!

池脇千鶴さん主演の『その女、ジルバ』というドラマをご存知ですか?

着飾ることをやめ、夢なし、男なし、そしてプライドもなくなって地味に働いていた主人公の〝負け組アラフォー女子〟が、たまたま飛び込んだ熟女バーでたくましく生きてきた女傑たちに影響されて、どんどん美しく変貌するという物語。

私はこのドラマが大好きだったのですが、 まさにこの作品の世界観が、スナックにあるのです。

このスナックの話がどう婚活に関係あるのか、は次回お伝えすることにして・・・。

ちなみに前出の友人についてなのですが、

めげずに、いや・・・ときにかなりめげそうになりながらも、アプリや結婚相談所を利用し、相談所で出会った男性と2人で相談所をやめる(つまり結婚を前提に交際する)ところまで来たと、たった今報告がありました!!!

(ついでに、この連載にちょくちょくエピソードを使っていることについてギャラを要求されました!(泣))

そして、もう1人同じ歳の友達が婚活しているのですが、こちらも最近彼氏ができて、「結婚すると思う!」との報告も!

2人とも幸せになるためにめちゃくちゃ行動していたのです。

婚活するなら早い方がいいけど、でも遅すぎるということはない。思い立った日が最速であり、そして遅くなってしまった分は行動で取り戻せると教わりました。

もしなんとなく「婚活・・・しなきゃなー。でもめんどいなー」と思っている人がいたら、終わりが見えないとキツイので、とりあえず期間を決めて、めちゃくちゃ行動してみるのはいかがでしょうか?

■次回は『スナックから見る婚活のヒント。「可愛いね!」「若いね!」の言葉が自信になり女子は輝ける』をお届けする予定です。

Profile

山﨑ケイ

やまざき・けい 1982年 6月13日生まれ、千葉県出身。吉本興業に所属するお笑い芸人で、山添寛と 2013年に〝相席スタート〟を結成。2016年には『M-1グランプリ』のファイナリストになる。ネタでもある〝ちょうどいいブス〟目線で書いた著書『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の友社)などがある。

イラスト/サヲリブラウン、取材・構成/若山あや

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