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英語早期教育のメリット・デメリット。親が英語ができなくても子どもは英語ができるようになったはなし

  • 2021.8.1
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英語の早期教育について賛否両論あり、英語を習わせた方がよいのか?日本語だけで大きくなってから英語を学べばいいのか・・・0歳の頃から英語に触れさせていて小5になった娘の現在をもとに世間で言われている英語の早期教育について考えたいと思います。
ご両親が英語ができる!という方には参考にならないかもしれませんが、親が英語ができない場合でも子どもが英語ができるようになるのか・・という部分に関しては参考になることがあるのではないかと思います。

現在の状況

娘⇒認可保育園⇒公立小学校に現在通っている5年生英検2級を受ける予定。(小4で英検準2級を取得)土曜日にインターナショナルスクールのサタデ―コースに通っている
親(私と夫)⇒英語は話せない。共働き&夫は幼少期から出張が多めでほぼ不在。

娘に英語を習わせたいと思ったきっかけ

私が英語を話せないことが第1の理由でした。
中学校の時に思春期をこじらせ、人前でHead, Shoulders, Knees and Toesなど歌うことが恥ずかしく授業をちゃんと聞くこともできず、英語アレルギー&苦手になりここから奈落の底まで落ちて行く感じでした。
中2当時は、英語なんて必要ある?海外なんて行かなければいいじゃん・・・という、今考えると本当に恥ずかしいツンツンぶりの田舎娘。
大学の時に海外に行き後悔。英語を勉強したい!と一念発起するものの継続する力なく挫折。
大きくなってからでもやる気さえあればできるようになる!という成功体験を聞くたびに、やる気・継続力・達成力を兼ね備えた方々を尊敬しならがらも自分に置き換えることができなかった私。
娘自身が大きくなってからやる気がでなかったら私と同じ道をたどるのではないかという不安と、幼少期から英語が身近にあることで、英語は必要なもの、他の教科同様勉強していくものと考えてくれたら私のようにはならないのでは・・と思ったことが娘に英語を習わせたいと思ったきっかけです。
そしてHead, Shoulders, Knees and Toesも幼少期に遊びながらであれば、私のように恥ずかしさを感じることはないハズ!!そう思いました。




ママ広場
目標

娘をバイリンガルにするという目標はありませんでした。
理由としては
1:両親(私と夫)が英語を話せない
2:私がフルタイム勤務のため育休明けは認可保育園に通う予定だった

娘に対してどの程度の英語力を持ってほしいか・・・は、どんな風に育つかはわかりませんでしたが私の思いとしては最低限この部分をクリアしたいなと思っていました。
1:英語は勉強し続けるものだと認識してほしい
2:高校生くらいには留学を経験したいと思うほどの英語力を身につけて欲しい

環境

私が英語で話しかけることはほぼありませんでした。英語のCDを聴かせたり英語の音に合わせて絵本を見せたりしていた程度。ほぼおうち英語をしていないという状況。
娘が0歳のころはスマホの普及しはじめで今のようにYouTubeなどの動画コンテンツもまだ充実していませんでした。そのため0歳から通えるスクールは無いか探しました。

インターナショナルスクールのサタデ―コースを利用した理由

平日は18時30分に帰宅して20時~21時の就寝までに夕飯・お風呂・明日の準備を済ませることが中々の難題で(途中で娘の体力が持たず寝てしまうこともあり早く終わらせたい)英語の時間を取ることができませんでした。朝も7時30分には家を出るために6時に起きてバタバタで・・私に全くの余裕がなかったことが平日に英語に触れさせることができなかった理由です。
今思えばCDをかけておけばよかったのですが・・・あの頃はそれよりも先にやるべきことが山のようにあった感じで・・私が頑張れませんでした。
0歳から通うことができるスクールがインターナショナルスクールしかなかったという背景が最初の入り口です。年少さんになるまではインターナショナルのベビーコースに土曜日通っていました。親子レッスンで週1回の1時間~2時間程度。年少さんからは土曜日にインターナショナルスクールのサタデーコースにそのまま移行しました。
入る時に、インターナショナルスクールのサタデ―コースではバイリンガルにはなれません。海外旅行では困らない程度にはなれます。ときっぱり言われたことが私には刺さり、うちにぴったりかもと思いました。

1週間で英語の時間はどれくらい?

年少さん(3歳児から)月曜日~金曜日は日本語、土曜日の5時間は英語という環境です。
7時から21時まで起きていると仮定して13時間×7日間=91時間の内5時間英語の時間があった。というイメージです。
とどのつまり・・ほぼ日本語で過ごしています。
もしかしたら毎日オンライン英会話などしていた方が英語力がついたのかもしれません。一応何度かトライはしてみたものの・・私が頑張り切れず・・断念。という状態でした。

英語早期教育のデメリットについて考える
セミリンガルとダブルリミテッド

早期英語教育を行うとセミリンガルやダブルリミテッドになる危険性があると言われていますよね。
これに関しては・・・ほぼ日本語で過ごしている娘には全くあてはまらない。
日本に住んでいて、日本語で9割過ごしている場合には全くあてはまらない気がしています。

思考力が育たない

英語の早期教育のデメリットとして思考力が育たないという意見もありますが・・・
こちらもセミリンガルとダブルリミテッドの危険性同様・・日本語9割で生活している状態であれば全く問題ないと思われます。
どこで思考力を計るか・・難しいのですが・・・「あなたの思考力をテスト!思考力って鍛えられるの?」というサイトを見つけ、そこに掲載されていた問題はさらりと解けているので年齢相当の思考力は育っていると思われます。

デメリットについてまとめると

娘の置かれている英語の環境ではこのデメリットが全くあてはまらない結果となりました。



英語早期教育のメリットについて考える
英語耳&英語舌が育ちやすい

本当に申し訳ないのですが、英語ができない私には英語耳になっているか英語舌になっているかはわかりません。
娘に確認すると、公立小学校で外国語の授業が始まり日本人の先生が担当しているのですが、その授業は日本人の英語という認識のようです。
それがちゃんとした英語ではない!という感覚ではなく、色々な国の方が話す英語にはそれぞれ少し特徴があってみんな違うとのことでその中で日本人が話す英語という認識です。
ですので、英語耳については育ってきているのではないかなという印象です。

英語は勉強するもの

幼少期から英語に触れていると、英語は勉強するものという認識があるようです。
ひらがなを覚えるようにアルファベットを、漢字を覚えるのと同様に英単語を覚えるイメージです。
英語を勉強していないと、英単語を覚える時に英語の発音とスペルがイコールにならず苦戦することがありませんでしたか?(この部分が私が英単語を覚えられなかった原因の1つです。)
そういったことは無く単語を覚えていけるので、勉強のハードルが下がっている感じがします。

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幼少期の英検

幼少期から英検にチャレンジをされているお子さんも多いですよね。
こちらに関しては小3からチャレンジしたので幼少期からの挑戦ではありませんが・・小3から受け始めると本人の中でのステップアップが目に見えてわかるようで英語を持続的に勉強しなければいけないという意識が育っているようです。短いスパンで英検を受けるのでこちらが慌てますが・・勉強を継続する意味ではよいのかもしれません。
また、英検のライティングの問題については、自分で考えて英文にした後に、日本語で色々な意見を話してきます。賛成意見の場合も反対意見の場合も考えて、問題を解き、その上で日本語で私はこう思ったけど。どう思う?という親子で考えるきっかけになったり、例えば下記の画像のような問題ではフードロスってどうして起きるんだろう。「もったいない」って言葉が日本にはあるのに・・・と深く考えるきっかけになっているようです。
英検の勉強をするようになってからライティングのトピックスについては深く考えるきっかけになっているようです。

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そして調べた時に英語で表現するにはという流れから新しい単語を覚えるきっかけにもなっていていい作用をしている気がしています。
また英検準2級は高校中級程度と言われていますが、本人はその意識は全くありません。
それは、英検を受験する時に同じ学年くらいの子たちも多く見かけるため、みんなが受けるものと思う認識のようです。公立の小学校でも外国語の授業が始まりましたがそこで披露することはもちろんなく・・普通にみんなと授業を受けていますし、小学校で習う英語の中には自分の知らなかった単語もあり・・例えば「鬼ごっこ」など新しい発見もあるそうです。

英語早期教育についてのまとめ

早期英語教育については、どこまでを目標にさせるか。で準備する環境や行動・親のサポート体制が変わってくるのかなと思いました。
バイリンガルを目指しているご家庭は、英語早期教育についてのメリット・デメリットもしっかり把握していると思います。
日本語での勉強にも力を入れているとはずですし、プリスクールだけでなくその後の将来設計もしっかりされていると思います。

また、親が英語ができなくても勉強をしていく環境を整えることで子ども自身が力を発揮していくことができるんだと娘をみて思います。
中学校・高校・大人になってから勉強し習得されている方は、意欲・継続・努力すべてのものをクリアさせていてとてもすごいと思います。それだけできれば大人になってからも頑張れると思いますが・・・その部分が欠けている私にはハードルが高いものでした。だからこそ、現段階で英語を勉強する基礎ができているところは、幼少期から英語に触れさせていてよかったなと思えます。

また、幼少期から英語を習わせていると英語が嫌いになる場合があるというお話もありますが・・うちの場合は、「好き」ではありません。「得意」だと思う。という程度です。
娘の中では英語は国語・算数・理科・社会と同じような位置づけです。好きな教科は「算数」なため、英語は「好きな教科」からは除外されているイメージ。そういった意味では「国語」もそうです。(読書は大好きです。)
そして思うことは「継続」。やめることなくコツコツ続けることが大切だと実感しており、その継続が苦になっていない状況が作れたことがよかったと感じています。
幼少期からの英語の教材は色々でていると思います。子どもの性格・親がどこまでフォローしなければいけないか・費用面などを考慮して最適なものを選びたいですね。

現在、英語を習わせようかどうしようか悩んでいる親御さんや自分は英語はできないけど子どもに英語をさせたいと思っている親御さんの参考になればいいなと思います。

エイターママ
小5娘の母。元塾講師。

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