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キレイの理屈 未来の髪を守るために、とスタートしたヘアケアブランド。

  • 2021.7.30
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LPLP HAIR COLOR TREATMENT / SCALP ESSENCE ガゴメ昆布から生まれた成分で、髪や頭皮の潤いを保ちながら健やかな状態に導く。左から、薬用育毛エッセンス[医薬部外品]150ml ¥6,490、ヘアカラートリートメント(モカブラウン)200g ¥3,300(Jコンテンツ 0120−6262−14)

髪の悩みは、時代を問わず尽きないが、特に最近注目されているのが、白髪問題。加齢、ホルモン、ストレスなど要因は複雑で、解決法は染めることが一般的。だが、この白髪染めは続けることでかなり頭皮に負担となっており、人によってはアレルギーを起こして染められなくなるといった問題も起きてきている。この頭皮の問題に真正面から取り組んできたのが、発売して今年で10周年を迎える〈LPLP〉だ。
一世風靡したファッション通販誌『IMAGE』を覚えているだろうか(2019年クローズ)。この通販誌が愛用読者とコミュニケーションを重ねていくなかで、実は髪に対する切実な悩みが多いことに着目。ファッションだけでなく美容も含め、トータルで女性を応援したい、という思いで立ち上げたのが〈LPLP〉なのだ。開発するにあたり、スタッフは全員、毛髪診断士の資格を取得したというから、その本気度がうかがえる。
まずは、開発の肝となる製品のキー成分選びからスタート。効果的で、日本ならではの素材を探しているときに出合ったのが、北海道函館の希少なガゴメ昆布。独特の粘り気を持っており、保湿性、バリア機能が高く、また育毛成分としても効果的。これを軸に、健やかな頭皮を育む育毛剤と、次いで悩みの多かった白髪対策としてカラートリートメントの開発を同時に開始。
「ヘアカラートリートメント」は、天然色素を使った美容成分を94%配合。肌へのダメージになりやすいジアミンやパラベン、合成香料などをフリーにした優しい処方だ。こだわったのが、キューティクルを完全に開かせるのではなく、少しだけ開いて着色するという独自のpHバランス。キューティクルを完全に開かせてから染めると、色は入りやすいが傷みやすい、という点をカバーした独自設計となっている。また、中身の劣化を防ぐため、アルミ素材容器を採用しているのも〈LPLP〉ならではのこだわりだ。一方、「薬用育毛エッセンス」には、高分子化と低分子化したガゴメ昆布フコイダンをW配合した業界初の成分を高濃度配合。シリーズ売り上げ累計300万本を突破。
「未来の髪を守るために」という思いを込めて、開発された髪と頭皮のための2製品は、今でもずっと愛され続けている。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。 『&Premium』No. 93 2021年9月号「&Beauty」より

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