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30ヵ国の言葉に吹き替えて配信!「Netflix」の“強み”と“魅力”をディレクター・杉原佳尭が語る

  • 2021.7.29
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笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DIGITAL VORN Future Pix」。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。7月24日(土)の放送は、世界最大級の動画配信サービス「Netflix」のディレクター 公共政策担当・杉原佳尭(すぎはら・よしたか)さんをゲストに迎え、お届けしました。

(左から)杉原佳尭さん、笹川友里

◆コロナ禍の“おうち時間”増加で大躍進

杉原さんは、同志社大学法学部政治学科卒業後、ペンシルバニア大学大学院、ロンドン政治経済学院(LSE)にて修士を取得。その後、長野県知事の特別秘書などを経て、特定非営利活動法人地域情報化推進機構を立ち上げ、自治体の情報化推進を支える活動をスタートさせます。また、グーグル株式会社(現・グーグル合同会社)で執行役員をつとめた後、2019年からNetflix株式会社(現・Netflix合同会社)ディレクター 公共政策担当に就任しました。

Netflixは昨年、過去最高となる約3,700万人の新規有料会員数を獲得。ユーザー数は、世界で2億人を突破するなど躍進を続けています。その背景について、杉原さんは「コロナ禍で“おうち時間”が増えたことで、地上波やゲーム、そして、私たちのような新しいエンターテインメントを観る形が変わった。そういう意味では、(不要不急の)外出ができない分、家庭で過ごす時間が増えていったのだと思います」と分析します。

また、ユーザーの視聴時間が伸びていると同時に、「愛の不時着」や「梨泰院クラス」をはじめとする韓国のコンテンツが大ブームに。「(Netflixのような)新しいコンテンツデリバリーのシステムをとる動画配信サービスが、潜在的に多くのみなさまに喜んでいただけたのは、期待以上でした」と手応えを語ります。

K-POPや韓国ドラマが世界中で人気を博している一方で、日本のアニメも世界中の多くの人々からの関心が高く、「そこをいかに磨くかが、大きいところ」と課題を挙げます。現在、10社のアニメ会社と包括契約を締結しており「今後5年間、それらの会社から(Netflixで)独占配信の形で作品が供給される予定」と、展望についても言及します。

また、アニメだけにとどまらず、山田孝之さん主演の「全裸監督」や、山﨑賢人さんと土屋太鳳さんのW主演による「今際の国のアリス」などのドラマ作品も、海外の人々が目にする機会も多いことから「Netflixのコンテンツに出ていただくことで、その方々が次に世界(の作品で)で呼ばれることもあると思う」と期待を寄せます。

◆杉原さんおすすめ作品

現在、日本の家庭でも4Kテレビの普及が進んでおり、Netflixの作品では「すべてではないですけど、4Kの映像を撮るときはカメラを2つ用意するんです。1つのアングルではなく、もう1つカメラを用意することで奥行きのある作品を作ったり、VFX(CGなどを用いて、実写映像を加工すること)を使っていないような、いわゆるグリーンバックのところを全部LEDに変えて、そこに映像を流したりしています」と話し、技術面にも力を入れていることをアピール。

Netflixのヘビーユーザーである笹川は、「最近、スペインのドラマ『エリート』が好きで観ていたんですけど、Netflixを利用していなければ、おそらく一生手に取ることがなかったような作品だと思っていて。自分が接点を持つはずのなかったコンテンツを観ることができるのもおもしろいところ」と、魅力を熱弁。そんな言葉に、杉原さんも「まさに、そこが動画配信サービスの一番いいところ」と大きくうなずきます。

Netflixでは世界中の人々にさまざまな国の作品を楽しんでもらうべく、吹き替えのクオリティにもこだわっており、「私たちとしては、いわゆる“ダビング”と“キャプション”はどこにも負けない自信があります。ですので、日本の作品も海外に向けて配信するときは、大体30ヵ国の言葉に吹き替えて、みなさんにお届けしている」と胸を張ります。

ちなみに、杉原さんがおすすめしたい作品として挙げたのは、アメリカのヒューマンドラマ「クイーンズ・ギャンビット」。そのストーリーのおもしろさもさることながら、「作品が配信された後、アメリカのウォールマートからチェスのゲームが(売り切れで)なくなってしまった(笑)」と、あまりの反響ぶりに驚いたそう。

そのほか、日本の作品では、水原希子さんとさとうほなみさんのW主演の映画「彼女」、アニメ「エデン」、サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズを題材としたCGドラマ「バイオハザード: インフィニット ダークネス」などもおすすめしていました。

また、まだNetflix未体験の人たちに向けて「動画配信というのは、コンテンツデリバリーのDX(デジタル技術による生活やビジネスの変革)だと思っています。私が若かった頃は、“月9”と呼ばれる月曜よる9時に放送されるトレンディドラマがあって、そこで最新の流行や男女の機微みたいなものが出ていたんですけど、いまや月曜よる9時にテレビの前で観ているトレンディな人がどれだけいるのか……自分の好みに合ったものを、好きな時間に好きなデバイスで好きなだけ観られるのがまさにDX」と、その利便性を解説。

また「例えば、通勤前に家で観ていたものを今度は電車で(移動中に)スマートフォンで観て、仕事が終わった後にまた帰りの電車で観て、家に帰って今度は大きな画面で観る。といった感じで、いろいろな観方を試して“これは大画面で観たほうがいい”“これは(スマホなどの)小さな画面でもいいよね”といった具合に、楽しんでいただけると思います!」と話していました。

次回7月31日(土)の放送も、引き続き杉原さんが登場。デジタルコンテンツの未来の話などが聴けるかも!? どうぞお楽しみに!

<番組概要>

番組名:DIGITAL VORN Future Pix

放送日時:毎週土曜 20:00~20:30

パーソナリティ:笹川友里

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/

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