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侍ジャパン大苦戦に「上野由岐子を呼べ」五輪金ソフトボール日本代表が救世主?

  • 2021.7.29
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侍ジャパンでも上野由岐子投手の活躍を見たいファンが(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

野球の日本代表「侍ジャパン」が、東京オリンピック予選リーグ初戦から苦戦を強いられた。試合中、野球ファンの間では、金メダルに輝いたソフトボール日本代表からの「助っ人」待望論が飛び出した。

「上野由岐子を呼べ」。ソフトボールの絶対的エースの名前が、インターネット上で上がった。

もう我慢できん!

侍ジャパンは2021年7月28日、1次リーグでドミニカ共和国と対戦。7回にドミニカが先制し、9回の表まで相手のリードが続いた。

先発・山本由伸投手に代わって7回表に登板した青柳晃洋投手。2アウトを奪いながらランナーを2人抱えた。そして5人目の打者で2点打を浴び、直後には四球を出して降板。日本は2点を先制されピンチに陥った。打線も初回、吉田正尚外野手の左前打を除いて6回までは無安打と、すっかり湿っていた。

そんな中、インターネット掲示板では「上野投手呼んでこい」「もう我慢できん!リリーフ後藤(希友選手)!」、ツイッター上では「山田(恵里選手)をセンターに呼べ」「渥美(万奈選手)呼べ」と、「救援」を求める声が相次いだ。

渥美選手の「神ゲッツー」、山田主将は好打

ソフトボール日本代表は7月27日に米国を決勝で破り、金メダル。先発の上野投手は無失点のまま6回途中で降板すると、7回にも再登板。最後は3者凡退に打ちとり、優勝投手となった。

上野投手の圧巻のピッチングもさることながら、6回裏に渥美万奈遊撃手が見せた「神ゲッツー」も話題となった。1死一・二塁のピンチの場面、米打者のライナーを、山本優三塁手がグローブで弾いた。あわや失点という局面、渥美選手が宙に浮いたボールをノーバウンドで捕球し、二塁へ送球。併殺打として窮地を救った。4回表には先制打も放っている。

センターを守る山田恵里主将の活躍も話題だ。今大会の打率は3割5分7厘とチーム内2位で、25日のカナダ戦ではメダル確定のサヨナラ適時打を放っている。後藤希友投手も、カナダ戦に救援で登板しては7回と8回にそれぞれ3者連続三振を奪っており、今大会は10.2回を無失点の好投手だ。

2008年の北京五輪から13年ぶりの2連覇を飾ったソフトボール日本代表。ファンが「助っ人」として侍に招集したくなるのも無理はない。なお、28日の侍ジャパンは9回裏に野手陣の連打や坂本勇人遊撃手のサヨナラ打で逆転勝利を果たしている。

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