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修道院に通う少女たちの物語 ゴヤ賞作品賞・脚本賞受賞作『スクール・ガールズ』9月公開

  • 2021.7.28
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『スクールガールズ』(c)2020 Inicia Films, Bteam Prods, Las Niñas Majicas AIE

ピラール・パロメロ監督の長編デビュー作『スクールガールズ』が9月17日より公開されることが決定し、あわせて予告編と場面写真が公開された。

修道院に通うセリアが、友人たちとの新たな経験を通して思春期への扉を開け、家族を、そして自分自身を知っていくさまを描く本作。ベルリン国際映画祭への出品と新人監督賞・クリスタルベア賞へのノミネートを皮切りに、スペイン国内を中心に26もの映画賞を受賞している。

1992年、バルセロナオリンピック開催に湧くスペイン。サラゴサの修道院に通う、母親と2人暮らしのセリア。バルセロナからやってきた大人びた転入生のブリサの影響で、新しい音楽、新しい遊びを知り、友人の姉たちともつるむようになる。しかしいつもの仲間とのゲーム中、ブリサに掛けられたある言葉をきっかけに、セリアは母親が決して話そうとしない真実に向き合うことになる。

監督・脚本を務めたパロメロ監督自身も4歳から修道院で学んでおり、長編デビュー作にしてスペイン映画界アカデミー賞とされるゴヤ賞作品賞・脚本賞を受賞した本作には、自身の体験が色濃く反映されている。パロメロ監督は「極めて保守的なスペイン修道院の教育と、オリンピック開催の熱狂渦巻く、外の世界に溢れる刺激には大きなギャップがありました。しかし私たち―1992年当時の教育を受けた女性たちこそが、“勉強をし、独立して、なりたいものになれる”とはっきり感じることができた初めての世代だったのではないかと思います」と語っている。

主人公セリアを演じたのは、主演デビュー作となるアンドレア・ファンドス。監督が「彼女こそがこの映画の魂」と絶大な信頼を寄せるファンドスは数々の新人女優賞にノミネートされ、スペイン映画批評家協会賞 新人女優賞を受賞した。母親を演じたのはゴヤ賞2冠のナタリア・デ・モリーナ。『悲しみに、こんにちは』のプロデューサーでもあるヴァレリー・デルピエールがプロデュースを務めた。

公開された予告編では、修道院に通うセリアが、転入生のブリサとの交流をきっかけに、新しい世界に足を踏み入れていくさまが描かれる。しかし、仲間とのゲームの最中に「親がいなかったことはない」という言葉が放たれたことをきっかけに、セリアは母親から繰り返し聞かされた父親についての話に疑問を持つように。「人生はたくさんの真実と、少しの嘘でできている」というコピーは、思春期の入り口に差し掛かり、大きな秘密に向き合うセリアの歩みと発見を表しているかのようだ。

(リアルサウンド編集部)

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