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DC映画に新たなヒーロー登場 レスリー・グレースが『バットガール』に抜擢

  • 2021.7.28
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レスリー・グレース(写真:REX/アフロ)

こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

DC映画に新たなヒーロー登場です。DCとHBO Maxがバットガールの映画に向けて動き出しました。主役のバットガールをレスリー・グレースが演じると発表されました。レスリー・グレースは話題のミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』のメインの一人ニーナを演じています。

バットガールはバットマンの盟友であるゴードン警部の娘・バーバラがバットスーツに身を包み悪と戦うというもの。何年も前から映画化の話があり、『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが監督するとの噂もありました。

しかし、一時期プロジェクトはとん挫。しばらくアナウンスはなかったのですが、『バットボーイズ フォー・ライフ』のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーのコンビが監督、『バンブルビー』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のクリスティーナ・ハドソンが脚本で企画が動き出し、今回メインキャストが発表されたというわけです。

リリースは恐らく2023年ですが、基本この映画は他のDC映画と違い、DCとワーナー、DCとニューラインシネマではなく、DCとHBO Maxです。したがって(日本でどうなるかはわかりませんが)アメリカではHBO Maxで配信という形での映画になる可能性もあります。

正直、僕はレスリー・グレースについてはよく知らなかったのですが、写真や『イン・ザ・ハイツ』を観る限り、とてもかっこいい。素敵なバットガールになりそうです。ここで注目したいのはレスリー・グレースはラテン系。実は来年公開の、エズラ・ミラー出演の映画『The Flash(原題)』にスーパーガールが登場しますが、このスーパーガールを演じるサッシャ・カーレもラテン系なのです。つまりDCが誇る2大ヒーローガールがラテン系ということです。

さらに興味深いのは、先ほど書いたようにバットガールことバーバラはゴードン警部の娘なのです。ということはゴードン警部がラテン系の俳優である可能性もあります。ゴードン警部は『ダークナイト』3部作ではゲイリー・オールドマン、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『ジャスティス・リーグ』ではJ・K・シモンズ、そしてドラマシリーズ『ゴッサム』ではベン・マッケンジーと白人俳優が演じてきました。しかし来年劇場公開の『ザ・バットマン』ではジェフリー・ライトがゴードンを演じる。黒人俳優が演じるゴードン警部となるのです。これもダイバーシティを意識したキャスティングなのでしょう。

多様性と言えば、現在DCとワーナーはJ・J・エイブラムスと黒人版スーパーマンの映画を準備中ですが、これとは別にDCとHBO Maxとマイケル・B・ジョーダンで、別のユニバースにいる黒人版スーパーマンことヴァル・ゾッドを主人公にしたミニシリーズを企画中とのことです。

アメコミが得意とするマルチバースという設定は様々なヒーローの物語を生み出し、こうしたヒーローの物語の受け皿となるメディアも、映画・テレビ・配信×実写・アニメとたくさんの選択肢があります。マルチバース×メディアだけでも可能性は広がるのに、さらにここにダイバーシティが掛け算されることで同じヒーローでも多種多様なバージョンを楽しめるようになります。

昔はスーパーマンとバットマンのどっちが好きか? でしたが、これからはどのスーパーマンが好きか、になっていくのかもしれませんね。 (文=杉山すぴ豊)

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