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「いちいり」…?【一入】社会人なら知っておきたい意外な読み方って?

  • 2021.7.22
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社会人であるからこそ、知っておきたい言葉はあります。 今回は「一入」という漢字。 この言葉を知っていれば、知的に見えること間違いなしです。

(1)「一入」の読み方

「いちいり」や「いちにゅう」と読んでしまいそう漢字。 簡単な漢字こそ、読み方が難しいと感じるでしょう。 この読み方は「ひとしお」と読みます。 普段読んでいる漢字の読み方で読むことは少し難しいですね。 (『広辞苑』より)

(2)「一入」の意味

「一入」には2つ意味があり、ひとつは名詞として、もうひとつは副詞です。 名詞としては、「染物を染め汁に一回ひたすこと。はつしお」という意味が。 副詞としては、「ひときわ。いっそう。一段」という意味があります。 今回紹介した「一入」は副詞で使われる意味をもつほうです。 (『広辞苑』より)

(3)「一入」の語源

「一入」は、意味のひとつである染物を染め汁に浸す、これが始まりです。 染物は何度も染めることで色の濃さ・風合い、鮮やかさが異なります。 その状況より、前と比較して増しているさまから「ひときわ」や「いっそう」といった言葉として使われるようになったのです。 「一入」の「入」は染物を染め汁に浸す回数のこと。 染物は1回で終わることはありませんが、染める前と後では大違い。 当て字として「一入」として表現しています。 いつ使うのか?と疑問に思われたでしょう。 意外とサラッと使っていますよ。 「この出来はひとしおもふたしおも違います」 「感慨も一入である」 「感動も一入です」 「一入」と感じで使うことは少ないですが、「ひとしお」と聞くと「一入」だなと頭の中で思い浮かべてみてください。 (『広辞苑より』)

(4)「一入」とよく間違えられる漢字

「ひとしお」と聞くと、料理で聞く「一塩」と勘違いする人もいます。 たしかに読み方は同じですが、意味はまったくの別物。 「一塩」とは、魚・菜などに、軽く塩を振ることという意味です。 調味料は入れれば入れるほど味が変わりますが、語源は別物なので注意してください。 (『広辞苑』より) 使う場面が豊富な「一入」。 意味がわかれば、間違うことなく正しく使えるでしょう。 ぜひお友だちなどにも教えてあげてください。 (恋愛jp編集部)

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