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ニキビなどの肌荒れには「ホホバオイル」が効果的!正しい使い方と注意すべき点

  • 2021.7.21
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マスクの長時間着用の影響でニキビなどの肌荒れに悩む人が急増している昨今。肌をしっとりと保湿しながら、毛穴を詰まらせない美容オイルとして「ホホバオイル」が注目を集めている。その知られざる美肌効果と使用する際の注意点を皮膚科医がアドバイス。(フロントロウ編集部)

そもそも、ホホバオイルとは?

ホホバオイルとは、「ホホバ」というシモンジア科の種子から抽出される液体のこと。厳密にいうとホホバオイルは「オイル」ではなく「液体ワックスエステル」に分類されるため、ほかの植物オイルと組成が異なるのが大きな特徴。

画像: そもそも、ホホバオイルとは?

米スキンケアブランドBeauty Statの化粧品科学者を務めるロン・ロビンソンは「ホホバオイルは液状のワックスエステルなので、ほかの植物オイルに比べて肌へのベタつきが少ないのがポイント」と米Allureで語っている。

また、これらのワックスエステルは私たちの「皮脂」のなかにも存在するため、「毛穴をふさがずに肌表面にうるおいを与えることができる」とニューヨーク市の皮膚科専門医のマリサ・ガーシック医師は説明する。

なぜニキビに効くの?

では、なぜホホバオイルが「ニキビ」などの肌荒れに効果的だとされるのか。

フィラデルフィアに拠点を置く皮膚科専門医のミシェル・ファーバー医師によると、それはホホバオイルが持っている「抗炎症作用」に秘密があるとのこと。

画像: なぜニキビに効くの?

ファーバー医師は「ホホバオイルには、ニキビの原因となる皮脂の生成を正常化する働きがあるほか、ニキビの赤みをおさえる抗炎症作用も期待できる」と発言。ニキビの改善に必要な作用が数多く備わっているという。

また、ガーシック医師は「(ホホバオイルは)保湿剤として水分を取り込み、皮膚を柔らかくなめらかにするエモリエントとして作用する」と話し、ニキビの原因のひとつである“乾燥対策”にも大いに役立つとコメント。ほかにも、抗炎症、抗酸化作用を持つ“ビタミンE”も豊富に含んでいるため、「基本的にはどんな肌タイプでも使えるオイルだけれど、とくに乾燥肌やニキビ肌の人に最適」と語っている。

ホホバオイルの注意点

このようにホホバオイルは汎用性が高く、ファーバー医師が説明するように、適切に使用すればニキビの改善に役立つアイテムだけれど、必ずしもすべての肌に合うとは限らないという。

ファーバー医師は「とくに皮膚が非常に敏感な人や発疹が出やすい人は、顔全体に塗る前にパッチテストを行なうことをおすすめする」とアドバイス。ほかにも、アレルギーのある人、脂性肌の人、中等度から重度のニキビに悩む人に対しても、ホホバオイルだけで肌質を改善するのは難しいとの見解を示している。

画像: ホホバオイルの注意点

ホホバオイルのおすすめの使い方

ホホバオイルの使い方については、最大限の効果を引き出したいなら、天然100%のホホバオイルを使用するのがおすすめだけれど、ほかのスキンケア製品に配合されているだけでも十分に効果を発揮するそう。

ガーシック医師は「ホホバオイルは他の成分とも相性がよいため、保湿剤、美容液、その他の植物オイルと組み合わせて使用すれば、より的確に乾燥肌にアプローチできる」と説明。肌の保湿以外にも髪や爪に直接塗るのもおすすめだと明かした。

画像: ホホバオイルのおすすめの使い方

美容オイルときくと、ついニキビを悪化させるのでは?と思いがちだけれど、ホホバオイルのように肌を保湿しながらニキビを改善させるオイルもあるため、これまでホホバオイルを試したことがないという人は、これを機にスキンケアに取り入れるのも良いかも。(フロントロウ編集部)

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