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夏でも要注意!「冷え」は美容の大敵です

  • 2014.8.6
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夏本番な今日この頃ですが、みなさんエアコン等による手足の冷えをちゃんとケアしていますか。 冷え性の方は、冬だけでなく夏もちゃんとケアしないと体調を崩してしまいがちです。

体の冷えによる不調は、なにも健康面に限ったことではありません。日々暮らしているなかで気になる、肌やボディラインなどの美容に関するお悩みも、冷え性が原因していることが多いのです。 たとえば、シミ・シワなどをはじめ、くすみやたるみ、目の下のクマ、足のむくみやセルライトなども、冷え性と密接に関係しています。

これは冷え性が、美容に肝心な「代謝」に大きく影響するためです。 たとえば、冷えによる血行不良は新陳代謝を低下させ、28日周期の肌のターンオーバーを遅らせます。 また、低体温だと脂肪燃焼に必要な酵素の働きが鈍化し、基礎代謝も低下するため、痩せにくい体になります。ですから、美容をしていくうえで冷え性の改善は非常に重要なのです。

冷え性のタイプは大きく4つに分けられます。

■1.末端型冷え性

原因:貧血・低血圧・運動不足

皮膚温が低下し、手足に強い冷えを感じるタイプです。体は寒さから身を守るために、末梢血管を収縮させて体温の放散を防止しますが、末端型冷え性の人は交感神経が過敏で、過剰に収縮します。 そのため、皮膚に栄養を届ける血流のはたらきが悪くなり、皮膚本来のターンオーバーが遅れてしまいます。皮膚細胞に対する赤血球の酸素供給も落ちるため、酸化した静脈血が皮膚の薄いところに透けてクマになったり、くすみとしても認識されがちです。 爪や髪の毛も皮膚の付属器官なので、同様にダメージが出やすくなります。

■2.内臓型冷え性

原因:自律神経失調・冷たい飲食・不規則な生活

内臓温が低下しているタイプで、自覚のない場合が多いです。特に女性は卵巣や子宮などの臓器をもつため、下腹部のうっ血を起こしやすく、男性よりも内臓が冷えやすいともいわれています。 内臓温の低下で基礎代謝が悪くなり痩せにくくなるのはもちろん、全身の血流低下によるターンオーバーの遅れやメラニン排出の滞り、シミやニキビ跡の色素沈着にも影響している可能性があります。 さらに、消化機能や肝機能の低下から、皮膚の再生やハリの維持に重要なコラーゲンやエラスチンも合成されにくくなります。

■3.血管拡張型冷え性

原因・自律神経失調・エアコン依存・静電気

屋内外で起こる体感温度差によって自律神経の働きが乱れ、末梢血管の収縮がうまく機能しないタイプです。エアコンが生み出した新タイプの冷え性ともいわれています。 拡張した毛細血管が開きっぱなしの状態になることで過敏に冷えを感じます。 血管が拡張して破れやすくなっているため、内出血を起こしやすく、青アザができやすいのも特徴です。皮膚も過敏で、少々の刺激でも赤くなったり、ミミズ腫れになったりします。 寒い時期になると、外気に直接触れる顔は局所的な末梢血管拡張を引き起こし、赤ら顔になりやすい傾向があります。

■4.セルライト型冷え性

原因:水分の摂りすぎ・運動不足・肥満

セルライトによる血液やリンパの滞りが、冷えを引き起こすタイプです。セルライトのできやすい太もも、ふくらはぎ、お尻などに強い冷えを感じます。 水分の 摂り過ぎや筋力の衰えによって体内の老廃物の回収率が低下し、細胞間質に澱みを生じさせます。その中のタンパク繊維が脂肪細胞の周りに沈着することで セルライトができるのです。そしてそれが、むくみやたるみ、オレンジピールスキンなどを引き起こします。 放っておくと皮下脂肪はどんどん肥大化し、下半身が太りやすくサイズダウンしにくくなっていきます。

■おわりに

以上のように冷えは、健康だけでなく美容に大きな影響を与えます。冷え性の方はどのタイプに当てはまるかチェックして、対策をたてるようにしましょう。それが美容への近道かもしれません。

(下山 一/ハウコレ)

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