あなたのパートナーは理解できていますか？生理に対する男性の誤解

男性は生理について、誤った認識をしていることもあります。

女性にとっては当たり前のことでも、男性にとっては未知の領域。

生理中の心と体の不調に対して優しく接してくれる人もいる一方で、「ただの甘えでしょ」と片付ける人も。

男性は生理について、どのように感じているのでしょうか？

男性は生理について、どう考えているの？

毎月やってくる生理がつらくて、仕事をお休みする人も珍しくありません。
女性によって生理中の症状は異なります。
生理の症状が重い人の中には、下腹部だけでなく、頭や腰の痛み、めまいなどに悩まされることも。
しかし今もなお、生理について男性の理解は浅いようです。
そこで今回は、生理に対する男性の誤解について紹介します。

生理に対する男性たちの誤った認識とは？

男性たちは生理について、どんな認識をしているのでしょうか？
耳を疑ったエピソードをまとめました。

（1）ポケットティッシュだと思った

「生理中はいつも生理用ナプキンを使用しているんですが、この間彼氏がありえない行動を取ったんです。
私が家で出かける準備をしていると、テーブルに置いてあった生理用ナプキンを彼氏が自分のポケットを入れました。
そして鼻をかむときに、生理用ナプキンを開いて使おうとしたんです。
とっさに止めましたが、“何これ？ 分厚いティッシュ？”と聞いてきて、びっくり。今まで生理用ナプキンを見たこともなく、その存在自体を知らなかったようです」（ Yさん27歳／事務）
生理用ナプキンをポケットティッシュだと勘違いしたよう。
女性にとっては当たり前の存在でも、男性はその名前や形を知らない人もいるのかも。
目の前で使おうとした瞬間は、本当にびっくりしたそうです。

（2）ただの甘えでしょ？

「生理中はいつもお腹が痛くて、立ち上がれないほど。
私の働いている職場は女性が多いため、生理休暇を積極的に取得できるんです。
家でゆっくり休んでいると、同棲中の彼氏が“会社サボりたいだけの甘えだろ”とポツリ。聞き捨てならない一言でした。
その瞬間、彼氏のことが嫌いになりましたね」（ Cさん25歳／IT）
生理の辛さは全部ウソだと思っている男性もいる様子。
女性にしか体感できないことだからこそ、男性にとって想像するのは難しいのかもしれません。
しかし彼女が生理痛で苦しんでいるときに、言うべきセリフではないですよね。

（3）気合いで経血が止められる

「学生時代に交際していた彼氏は、生理に対して思い違いをしていたようです。
彼氏が不満そうな顔をして、私に近づき“ちょっと生理止めといてよ”と頼んできました。
女性は蛇口を止めるように、生理の経血を自由自在に止められると思い込んでいたようです。
そんな自分の思い通りに血液の量を調節できるわけではないと伝えると、ショックを受けていました。何を言っているのか、びっくりしました」（ Fさん31歳／医療）
好きなタイミングで経血を出したり、止めたりできると勘違いしている男性もいるようです。
どこからそんな情報を手に入れたのか、不思議に感じてしまいますよね。

（4）ハグすると、血が出る

「学生時代の男友達は、“生理中に彼女とハグしない”と言い切っていました。なぜなのか理由を問いただすと、生理中にきつくハグをすると、スポンジのように血が絞り出されると思いこんでいたそう。どこからそんな発想になるのか謎でした」（ Hさん25歳／美容）
女性の体がどうなっているのか、生理のメカニズムについても理解していない男性も。
女性の体がスポンジのようではなく、きつく抱きしめたところで経血は漏れませんよね。

（5）排便と同じ感覚で考えている

「彼氏の家へ遊びに行ったときに、生理用ナプキンをゴミ箱に捨ててもいいか確認しました。
すると彼はものすごく不機嫌に。使用済みの生理ナプキンのニオイが気になるのかと思ったら、“なぜ自分の家で生理を済ませてこないんだ”と怒り始めたのです。
どうやら生理は、排便と同じように一度に出せるものだと思い込んでいたよう。
自由自在に出せるわけなんて、ないのに」（ Sさん24歳／IT関連）
排便のように一気に出せるものだと思いこんでいたのは、生理の仕組みがわかっていないから。
自分の家では経血を出してほしくないという彼氏の考え方もよくわかりませんよね。
こまめに生理用ナプキンを交換しなくてはいけないことも知らなかったのでしょう。

まだ理解しきれていない部分があるのかも

男性の生理への理解や認識の違いは、まだまだ多いようです。
男性の反応にイライラすることもあるかもしれません。
生理への知識が浅いことが原因なら、面倒臭がらずにその都度、教えてあげてくださいね。
（番長みるく/ライター）
Photo by Mubariz Mehdizadeh