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かわいいタラベラ焼きの聖地!メキシコシティ⇔プエブラの弾丸日帰り旅プラン

  • 2021.7.14
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こんにちは!オアハカ在住ライターのHISAKOです。

この記事では、メキシコシティとオアハカの中間地点に位置する都市・プエブラへの旅をご紹介します。由来には諸説ありますが、プエブラ・デ・ロス・アンヘレス(天使の街)という名を持つプエブラは、メキシコシティからバスで約2時間、日帰り弾丸旅でも気軽に訪れられる場所です。

タラベラ焼きと呼ばれる陶器の名産地としても知られているため、雑貨好きは特に要チェック。この街を24時間で楽しむプラン、ぜひ参考にしてみてください。

到着したら、チュロスを朝食に

メキシコシティからプエブラまでは、ADOなどの高速バスでアクセスします。バスのチケットは当日でも買えますが、オンラインで買う場合は早割(ディスカウント)が利用できるバス会社もあるため、事前にネットで購入することをおすすめします。

プエブラに着いたら、まずは街の人気店で朝食を。朝7:00からオープンしている「プエブラ・ラ・チュレリア(Puebla La Churreria)」で、揚げたてサクサクのチュロスをオーダー。甘さ控えめのチュロスにチョコソースやミルクソースをかけ、チョコラテと一緒に一日をスタートさせましょう。

朝食に甘いものはちょっと……という気分なら、プエブラのローカルハンバーガー「セミータ(Cemitas)」をオーダーするのもアリ。

日本人建築家が設計を手がけた国際バロック美術館へ

朝食を済ませたら、タクシーに乗って郊外にある「国際バロック美術館(Museo Internacional del Barroco)」を目指します。美術館に行ってみると、そのミニマリズムな建築デザインに思わず目を奪われるはず。

ちなみにここは、日本人建築家の伊東豊雄氏が設計した美術館なのだとか。まさかプエブラで日本とゆかりのある場所に出会えるなんて!ちょっぴりうれしい気持ちになりますね。

なぜプエブラにヨーロッパを彷彿とさせるバロック美術館があるのでしょう?それは、この都市が植民地時代にスペイン人の街として設立され、当時のバロック文化から大きく影響を受けた場所だから。

美術館ではバロックの歴史を絵画、建築などの視点から知れるだけでなく、プエブラで発展した独自のバロック文化やタラベラ焼きの歴史についても学べます。

美術鑑賞のあとは、中庭にある小さなプールとそれを取り囲む建築の見学も忘れずに。

ご当地グルメのタコス・アラベを食べる

美術館から中心地へ戻り、ランチスポット探し。プエブラにはローカルグルメがいくつもありますが、わたしが特におすすめしたいのは「タコス・アラベ(Tacos Arabes)」。

プエブラにはレバノンからの移民が多いことから、メキシコを代表する料理・タコスも中東風の素材や味にアレンジされたといわれています。

この「タコス・アラベ」は、ケバブのように重ね焼きした豚肉をピタパンのような味わいのトルティーヤで包んだタコス。メキシコで売られている屋台のタコスよりもサイズがやや大きく、食べ応えがあります。

わたしが訪れたお店は「バグダッド(Bagdad)」。タコスのほか、ケサディーヤやトルタスなどのメニューもありました。

美しきバロック様式の教会をめぐる

スペイン入植時代の歴史が色濃く残るプエブラ。市内には教会がなんと360以上もあるのだとか。

バロック様式の教会はもちろん、ヨーロッパのバロック建築を中南米の国が独自に発展させた「ウルトラバロック様式」の教会にも、ここプエブラでたくさん出会うことができます。

市内中心部にある「プエブラ大聖堂(Catedral el Puebla)」は、スペインのルネサンス建築・エレラ様式とバロック様式が見事に融合した教会。天井に描かれた絵画や装飾はとてもゴージャスで、その規模にも圧倒されます。

休館日のためわたしは訪れることができませんでしたが、メキシコのウルトラバロックを代表する「ロサリオ礼拝堂(Capilla del Rosario)」もマストで行きたい場所です。

タラベラ焼きショップでお土産探し

弾丸旅も終盤にさしかかってきたところで、プエブラのお土産探し。

プエブラはタラベラ焼きと呼ばれる陶器の生産地として有名な街。中東のタイル製作技術がスペインにもたらされ、そこからプエブラへと伝わったのだとか。

プエブラ焼きと一口にいっても、実はそのクオリティや色などによってランク分けされています。もっとも高品質なタラベラ焼きは「セルティフィカーダ(Certificada)」と呼ばれ、陶器の裏にプエブラの地名や認証された窯元の称号のサインが書かれているのが特徴。

比較的お手頃な価格で認証されたタラベラ焼きを買うなら「ファブリカ・デ・タラベラ・アルマンド(Fabrica de Talavera Armando)」へ。デザインごとにプレートやマグカップなどのテーブルウェアが揃っています。どれにしようか迷うくらいなら、とりあえず全部買い!

モーレ・ポブラーノをお目当てに、ディナーで締めくくり

心行くまでお土産探しを満喫したら、最後は締めのディナー。プエブラのローカルグルメの一つ、「モーレ・ポブラーノ(Mole Poblano)」は是非とも試しておきたいところ。

ディナー先として選んだのは、ソカロ近くにある「ヴィトリオス(Vittorio's)」。地元民にも人気のこのレストランでは、スパイスの調合が絶妙で、味のバランスがとれたおいしいモーレ・ポブラーノを食べることができます。

モーレの中に入っているのは鶏肉で、胸肉(pechuga)またはもも肉(pierna)のどちらか好きな方を選択しオーダーします。プエブラグルメでお腹を満たして、帰りのバスを目指しましょう。

いつか行きたい、弾丸プエブラ旅行

数日間のステイはもちろん、メキシコシティへの旅行のついでにふらっと立ち寄るにもぴったりな旅先であるプエブラ。いつか行ってみませんか?

All photos by Hisako Tanaka

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