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デリケートゾーンの正しい洗い方は?人には言えない「あれこれ」を医師が解決!

  • 2021.7.12
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暑くなると蒸れが気になったり、寒くなると乾燥でかゆみが発生したりと、何かと悩みがつきない“デリケートゾーン”。どんなケアをしたらいいのか「麻布モンテアール レディースクリニック」院長の山中智哉先生に話を聞きました。

デリケートゾーンの洗い方を教えてください。

デリケートゾーンは、顔や腕のように普段外に出ていない部分です。刺激にさらされていないことから、皮膚はとても繊細なものとなります。また、皮膚から腟内の粘膜にもつながっていますので、刺激に弱い粘膜にも配慮したケアが大切になります。もともと皮膚は弱酸性の性質を持っているもの。手や体を洗う時に使う石鹸などは、汚れをしっかり落とす必要があるため、多くの製品で、酸性と反対の性質であるアルカリ性の特徴を持っています。温浴施設などで、洗顔フォームが置いていなかったため、ボディーソープで顔も洗って、皮膚が乾燥し突っ張った感じになった経験をされたことはないでしょうか? それは、皮膚の表面を守っている皮脂などの油分が、アルカリ性ボディーソープによって洗い流されてしまったことによります。顔やデリケートゾーンのように、皮膚が繊細な部分に対しては、このようなアルカリ性製品の作用は強すぎるのです。多くのデリケートゾーン用ソープは、皮膚の性質に配慮して、弱酸性の性質を持つように作られています。同時に、皮膚の乾燥を防ぐために、肌に優しい植物由来の保湿成分が含まれていたり、臭いを抑える香り成分など、デリケートゾーンの気になる症状に応じた製品となっています。なのでデリケートゾーン専用の石鹸を使うことがおすすめです。

デリケートゾーンは顔と同じように保湿した方が良いと聞いたことがあります。それは本当ですか?

本当です。弱酸性ソープで洗っても、いくらか油分は失われます。皮膚は乾燥すると、角質が露出し、刺激に対して弱くなるとともに、失われた油分を補うために、皮脂の分泌が活発になります。洗いすぎると、皮膚がかさかさになったり、かえって蒸れるようになったりするのは、こういった作用が原因となります。保湿クリームや保湿オイルには、洗浄で流された油分や水分を適度に保つ作用があります。皮膚は、体の部位によってその特性や汗腺の分布などが異なります。肌を健やかに保つには、その肌にあった特長に合った材料を基に作られた保湿製品を使うのが理想的です。

市販のナプキンを利用する場合、オーガニックコットンなど、良いものを使うとメリットはありますか?

デリケートゾーンの蒸れやかぶれは、臭いやかゆみなどの悩みにつながるものです。肌に密着するナプキンは、オーガニックコットンなど通気性のよいものを使うことで、そういった症状を予防することができます。

その他、デリケートゾーンのケアでアドバイスがあれば教えてください。

デリケートゾーンのトラブルには、皮膚に原因があるものと、おりものに原因があるものがあります。例えば、おりものにカンジダ菌が増えている時には、どれだけ皮膚を洗っても、常におりもの由来のカンジダ菌が皮膚に付着して、かゆみや不快感などの症状は消えません。そういった場合は、婦人科を受診し原因となっている菌を検査して、その菌を治す薬を使用することが大切です。また、一度皮膚に炎症が起きると、日常のケアだけでは治りにくいので、医薬品の軟膏を処方してもらうのがいいでしょう。VIO脱毛について相談を受けることもあります。審美的な意味も大きくありますが、毛根や毛そのものに皮脂などが付着しやすいことを考えますと、デリケートゾーンのケアのひとつになるものと考えます。

教えてくれたのは

「麻布モンテアール レディースクリニック」院長 山中智哉先生

1998年、山梨医科大学(現山梨大学)医学部卒業。2002年、同大学大学院卒業。産婦人科医として20年以上のキャリアがあり、現在は体外受精を中心とした不妊治療とともに、婦人科診療や妊婦健診など女性医療を総合的にサポートしている。

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