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まつど de 大型食事パン

  • 2021.7.12
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日本のパン屋さんは種類が豊富、諸外国から日本を訪れた方の多くが驚きをもってこのように言うそうです。

私たちにとっては当たり前のことですが、パン屋さんでは「すぐ食べられる」惣菜パンや菓子パンをはじめとする小型のパンが多種売られています。少し大型の店舗になると、店頭に80~100種類ということも珍しくありません。

また、お店に入るとトングとトレーを持って、陳列されているパンを自分で取ってレジに持っていくセルフサービス方式も海外ではあまり見ないスタイル。そういう意味では日本のパン文化は独自の進化を遂げているともいえるのかもしれません。

出典:リビングかしわWeb

松戸には、そんな日本のパン屋さんの中では異色の狭小パン店があります。

「ベーカリーねもと」、根本さんが店主なのかと思いきや、地名でした。松戸駅西口から徒歩6分、1階に数件の飲食店が入っているビルの一角にあります。どの店もあまり大きくはないのですが、中でも「ベーカリーねもと」は6.5坪と狭く、ひとりずつお客さんが入っていくような造りになっています。

出典:リビングかしわWeb

販売しているパンは、2種類のナチュラルチーズを練り込んだ「パン・オ・フロマージュ」、クルミを練りこんだ「パン・オ・ノア」(以上税込400円)、全粒粉のパン・コンプレ(400円)のハース系3種類と、食パン「ハード・トースト」(800円)、ミックスフルーツを練り込んだ「Matsudo Pain de Fruits」(800円)、レーズンパンの「とみー」、「メープルノア」、「ポム」(以上400円)の計8種類、店が狭いこともありますが80種類の1/10とも言えます。

出典:リビングかしわWeb

とは言え、オープンした2018年6月から3年が経ちますが、いまも元気に営業中。多種小型が当たり前のパン屋さんとは違う少数大型スタイルではありますが、すっかり定着しています。

私の仮説ですが、2018年はちょうど高級食パンが「ブーム」と言われるようになった頃です。それをきっかけに、食パンを2斤ノースライスで購入することが増え、私たちは少しパンを工夫して食べることが上手になったかもしれません。

だからこそ「ベーカリーねもと」のこうした大型の食事パン達も市民権を得た、と私は思うのですが、いかがでしょうか。

出典:リビングかしわWeb

「ベーカリーねもと」のパンは、原料に通常の小麦より1.5倍吸水する小麦粉を使った高加水(たかすい)パンのため、当日はもちろん数日たっても焼き戻すと焼きたてのようなふんわり食感になるそうです。残念ながら数日を待たずに食べきってしまったので検証は出来ていませんが(笑)

出典:リビングかしわWeb

訪問時に購入したのはコンプレとフロマージュ、焼きたてのコンプレからはまだ蒸気が立つくらいでした。

レジ袋の代わりに、↑写真のようなエコバック素材の1枚の紙状のものを用意していて、その上にパンを乗せて持ち上げると網のバッグのようになるのがとても面白かった!

これを畳んで持ち歩けばカバンの中でも場所取らずで容量も意外に多く便利!と思っていたはずなのに、いまどこにあるのか…次に行ったら大事に保管したいと思います。

出典:リビングかしわWeb

開店と同時にすべてのパンがあるわけではないので、焼き上がり時間は事前にチェックしましょう。私が訪れた時はコンプレの焼き上がりが10時半頃だったため、取り置きをお願いして少しあたりをブラブラしていました。

傍を通ることがあったら、覗いてみてください。

ベーカリーねもと 千葉県松戸市根本13-1 営業時間 11:00~18:30 定休日 月曜日・火曜日

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