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長谷川京子が考える持続可能なきれいの秘密

  • 2021.7.9
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エターナルな輝きを放ち、見る者を惹きつけ続ける女優・長谷川京子さん。食生活からマインドケアまで、彼女の日々の習慣からオーラの秘訣を探る。

目が向くのは外見よりも〝内側〞のこと
もっと女性を楽しませたい

いつ見ても自然体で快活そのもの。揺るがない美しさの鍵は、いったいどこにあるのだろうか。

「普段は心のケアに重きを置いていますね。自分の中の〝空気の入れ替え〞みたいなことを日に何度か試みるようにしています。少し前に、脳波のひとつであるシータ波を活性化させるヒーリングセッションを受けたんです。それを参考に、心を〝上〞へと持っていくような…イメージトレーニング的なことを少々。あとは低周波を発する美容ギアを使い始めました。リフトアップするのもうれしいけれど、使っていて無になる瞬間があることが心地よくて」

ドレス ¥353,100、シューズ ¥97,000(共にアレキサンダー・マックイーン)

YouTubeでは手料理を披露。食へのこだわりも気になるところ。

「でも公開しているもので持ちネタは出し尽くした感じ(笑)。今後はお料理のプロの方をお招きしたいなと思っています。食に関していうと、私はストレスや体調不良が胃腸に出るタイプなので、普段は消化しやすいものや腸内環境によいとされる食品を摂るようにしています。朝食の代わりにお出汁に梅干しやとろろ昆布を入れて飲んだり、一食抜いて胃腸を休ませるプチ断食のようなことに挑戦するときもあります」

この日彼女が持参していたのはヴィーガンのグラノーラ。植物性原料のみで作られた製品は環境にも優しいと注目されているが、どんな思いでチョイスしたのだろう。

右から〈ハル オカダ ビーガン スイーツ ラボ 〉 の有機オートミールと米粉のグラノーラ/マインドの浄化のためベッド横に置いているのが『心の扉を開く − 聖なる日々の言葉』(日本教 文社)*共に本人私物

「オートミールと米粉、白糖の代わりにココナッツシュガーを使っていてヘルシーだし、とにかく美味しいんです。感覚的な話ですが、心身が喜ぶものを摂っていると、自分には何が合っていて何は合わないのかがわかってくる気がします。それから、体にいいものって環境にも優しい場合が多いんじゃないかなあと。サステイナビリティに目を向けるのは大切だと思いますが、私の場合はまず〝好き〞かどうかを基準に選択していますね。自分を満たすことができてこそ、外の世界まで思いやれると考えているので」

5月には下着ブランド〈ESS by〉を始動。活動の幅はさらに広がっている。

「飾り立てずにまとう人を美しくするものを作りたいと思ったとき、たどり着いたのが下着でした。ブラは胸が横に流れずきれいに見えるように脇に高さを出し、ストラップの位置をかなり外側にして背中が開いた服も着こなせるデザインに。〝盛る〞のではなくボディラインをさりげなく引き立てて、つけ心地のよさに気分まで上がる。そんな仕上がりを目指しました。〝解放〞といったら大袈裟かもしれませんが、女の人が自由に日々を謳歌するための助けになるものを作れたらと。だって女性が楽しんでいたら、世の中はもっとハッピーになると思うんです」

GINZA2021年7月号掲載

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