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【お金のプロが解説】貯金、経費、自己投資…将来安心して暮らすための支出の割合とは?

  • 2021.7.8
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こんにちは。垣屋美智子です。現在私はスタートアップ企業の財務・経営支援をするほか、「誰でも今すぐできる」をテーマにマネー、ライフ、キャリアについて執筆、講演活動を行っています。

今回はメルマガ読者の方からいただいた、「垣屋さんの支出の割合が気になります。月の支出の割合、貯金を何割にするかとかはじめに決めていますか?また、優先順位などありますか?教えてください」とのご質問に答えました。

私が貯金を「しない」理由
image by:Unsplash

私は、月の支出の割合はあまり意識していません。ただ、貯金ありきというのは振り返ってもこれまで考えていませんでした。

まず貯金ありきで考えない理由ですが、「100万円貯めて夏に旅行に行く」など目的を持った貯金であればよいですが、漠然とした貯金は意味がないかなと思っているからです。

また、将来お金に困るようなことがないように貯金しておくというのは、その将来の物価を考えるや自分の寿命など未知数があるので、十分な額を決めるのは難しいはずです(物価についてはcakesにて公開中の「インフレしている世界、デフレしている日本|使えば増える! お金の法則 ―ワクワクしながら資産づくり」をご参照ください)。

なので、短期的に明確な貯金目的がなければ、どちらかというと収入から必要経費を引いた分をどう使うかがポイントになります。

必要経費というのは光熱費、通信費、食費、交通費などのこと。ここは大体決まっていますし、ここを絞りだしてどう1,000円捻出するか…というような考えは持たないようにしています。

なぜなら必要経費は生活を楽にするための経費と捉えていて、「時短したいからタクシーに乗る」「寒いから暖房をつける」などの部分を節約することで心に余裕がなくなったり、生活を苦しくする必要はないと思うのです(もちろん、定期的な通信会社やガス会社の見直しとかそういう部分はやったほうがいいと思います)。

使う優先順位は「必要経費>投資>貯金」

そして、収入から必要経費を引いた自由に使える部分をどう使うかですが、ここが一番大事なんじゃないかと思っています。私は、基本的に必要経費でない経費は自分のための投資と考えています。

物欲はいいですが、その物欲が「ただお金を使いたい欲」でないことが重要で、そのための軽い動機づけが大事です(使う前に一度考えるくらいの軽いものでいいと思います)。たとえば以下の感じです。

1.断続的に必要な自分への投資
  • 新しいもの(話題のスポット訪問、新しいサービスのサブスクなど)→リサーチ・お勉強代
  • よい基礎化粧品→将来にわたってのアンチエイジング
  • パーソナルトレーニング→将来にわたっての健康的なルックスと体力維持
  • 洋服→仕事においてのツール
  • 交際費→新しい情報入手ツール
  • 子どもの教育費→子どもの人生のための投資
  • 旅行代→日常を離れてのメンタルの健康維持とその後の話題入手
2.単発的だが高額な自分への投資
  • 高級宝飾品(時計・ダイヤなど)、家具、家→長く使える、実際資産価値があったりもする

人生無駄なことなんて何もないと思いますから、自分のための投資の部分の種類を増やせば新たな人生経験に繋がるし、比率が変われば人生の優先順位が変わるでしょう。

ちなみに、私は投資銀行時代、テクノロジー領域専門の証券アナリストでしたので、iPhone、カメラ、液晶テレビなどは新製品が出るとすぐに購入しましたし、ほぼ仕事目的でアマゾンプライム、ヤフープレミアムの会員にもなったりしました。電化製品などは型落ちのほうが割安ですが、これも私的には仕事をするうえでの話題や情報になるので納得しての投資でした。

そんな私がいま増やしたい自分のための投資は、やはり、人との繋がり・コミュニケーションです。これは新型コロナだから少なくなっているとかではなく、証券アナリストだったことからもわかるように、人とのコミュニケーションよりもデータを見て分析をするみたいなほうが合っていて、人と比べて交際費が少ないはずなんです。

なので意識的に外に出る、意識的に新しいものを取り入れる、みたいな部分にお金を使う事が自分の将来への投資に繋がると思っています。

まとめると、出費の比率はあまり決めていないけれど、使う優先順位は「必要経費>投資>貯金」で、投資部分に関しては動機づけをしているので、認識として無駄遣いというのはゼロです。交際費が少ないはずなので、ここの部分を増やすのが目下の課題ですね。

万が一のときは…
image by:Unsplash

貯金を優先しない場合、万が一のときにどうするのかという疑問があるかもしれませんので、ここにも触れておきます。

究極的には自分が働けなくなったときにどう収入を確保するかというところだと思うのですが、これが自分が働けるうちにできるようになれば、たとえば産休中も一定の収入を得られるなど人生の自由度が上がりますから、20代から考えて遅くないと思います。

不動産収入を確保する、投資利回りを確保する、住宅ローンを組んでおくなど方法はさまざまですが、どれも実践するにはある程度元本が必要なので、それが結果、貯金に繋がることにはなるでしょう。

また私がいつも推奨しているように、お金を使うときに資産価値のあるものを買うこと。何かあったときにそれを売却していくというのも少しは助けになるはずです。実際、私の知り合いのブランド大好き女子は出産後に独身時代に購入したブランド品をすべてヤフオクで売却して、自分への新たな投資に回していました。

身体的な状況で働けない以外に、勤めている会社が倒産したりということも想定できます。最近現役スポーツ選手が引退後を想定してビジネスの世界に入ってくる動きを目にしますが、同様に私たちもいまから複数の収入源を持つために副業を持っておくというのも方法だと思います。そうすることで、自分がどんな状況でも稼げるという自信にもつながるでしょう。

私自身ももちろん上記のことはすべて実践して対策をしています。その結果、いまは貯金はしておらず、すべて自分投資・事業投資に使っています。

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