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境内の自然に癒される静寂のお寺カフェ「赤門テラス なゆた」

  • 2015.7.3
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「赤門テラス なゆた」は、東京・豊島区の椎名町駅前にある寺院・金剛院のカフェです。境内の木々を眺められる店内で、精進料理の考えをとり入れた栄養たっぷりのお寺ごはんを味わいながら、スローな時間を過ごしてみませんか。

人と人をつなぐ「次世代カフェ」を目指して

西武池袋線の椎名町駅北口を出てすぐのところに、「赤門テラス なゆた」はあります。金剛院の住職である野々部さんが、2014年に境内に開いたお寺のカフェです。

店名の「なゆた」は、とても大きな数を表す仏教用語「nay uta」からとったもの。いろいろな世代のお客さんが交流し、数えきれないほどたくさんの“ありがとう”が交わされる「次世代コミュニティカフェ」になってほしい、という願いが込められています。寺ヨガ、写経、写仏体験のほか、ライブといったイベントが連日行われていて、多くの人が新しい出会いを楽しんでいるそうです。

静かなときが流れるお寺の庭を一望できる店内

ガラス張りで明るい店内には木製のシンプルなテーブルや椅子が配されていて、一角にはガネーシャ像といった仏教にまつわるインテリアが飾られています。席からは金剛院を象徴する赤門や境内の庭の景色を楽しむことができ、眺めているとほっと心が和んでいきます。

精進料理をベースにした「本日のお寺ごはん」

おすすめは、地元の信頼できるお店から野菜を仕入れて作る、体にやさしい日替わりランチ「本日のお寺ごはん」(864円)。「赤、白、緑、黄、黒の5色の食材を使って栄養バランスのよい食事を心がける」という精進料理の原則をベースにして作るおかずは、色彩豊かで食欲が刺激されます。酸味や辛味などさまざまな味覚が感じられるような工夫もされていて、最後まで楽しんで食べることができます。ベジブロス(野菜のヘタや皮など本来使わない部分を活用したダシ)のお味噌汁は風味がよく、栄養満点です。

おやつの時間に食べたいスイーツも充実

お茶の時間にぴったりな軽食やスイーツも豊富も揃っています。注目は、お店の料理についてアドバイスをもらっている料理研究家・三宅郁美さんのキッシュ専門店「quiche quiche(キシュキシュ)」から取り寄せている「キッシュ」(サラダなどがセットで864円)。旬の野菜がたっぷり詰め込まれていて食べ応えがあり、無添加なので体にもやさしい一品です。そのほか、愛らしい形をしたタルト(ドリンクセット972円)や月替わりのオリジナルケーキ(ドリンクセット972円)、境内にあるカヤの木の実を使った「カヤの実クッキー」(600円)などを楽しむことができます。どれもおいしそうなので、選ぶのに迷ってしまいそう。

金剛院の庭では、季節の花や、創造の縁を結ぶ「マンガ地蔵」といったユニークな尊像を見ることができます。のんびりしたい日は、境内を散策したあとに「赤門テラス なゆた」でゆっくりランチという過ごし方もよさそうです。

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