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『ターミネーター2』のT-800は「誰も殺さないじゃないか」、脚本を読んだシュワルツェネッガーの反応が面白かった

  • 2021.7.5
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『ターミネーター2』の展開に、主演アーノルド・シュワルツェネッガーは当初難色を示していた! その理由とは?(フロントロウ編集部)

シュワちゃんが『ターミネーター』続編に抱いた疑問

1984年に第1作目が公開され、これまでに6作品が生み出された大人気シリーズの『ターミネーター』。なかでも、1作目の7年後に満を持して公開された2作目の『ターミネーター2』は、シリーズのなかでも最も高い人気を誇るといっても過言ではない。

同作の作曲家であるブラッド・フィーデルが米The Ringerで、「最初の作品は本当に暗くて、力があった。進むことを止めなかった。しかし2作目は少し温かみがある」と言うとおり、エドワード・ファーロング演じるジョン・コナーが登場する2作目では、主演アーノルド・シュワルツェネッガーが演じるT-800/ターミネーターは悪役という印象はないだろう。

2作目の脚本をジェームズ・キャメロン監督とともに手掛けたウィリアム・ウィッシャーによると、アーノルドは2作目のアイディアを聞いた時に、「ただ、俺をかっこよく描いてくれ」とだけ話したそう。

画像: ⓒUnited Archives/Impress/United Archives
ⓒUnited Archives/Impress/United Archives

しかし、アーノルドの頭の中には、自分が演じるキャラクターが2作目で大きく印象が変わる描かれ方をするという予想はまったくなかったよう。キャメロン監督がThe Ringerで当時をこう振り返った。

「私たち(監督とアーノルド)は、その時には友達になっていた。『ターミネーター』の後には、一緒にバイクに乗って出かけていた。そして彼は、『ジム。あの脚本には問題がある』と言ってきたから、『ほお。それは何だい?』と聞いたら、彼は『俺は誰も殺さない』と言ったんだ。そこで、『そうなんだよ。予期しないことだろう。誰もあの展開は予想しないよ』と言ったら、彼は『分かってる。でもまず驚きだし、俺は誰も殺さないのに、ターミネーターだ』って」

シュワちゃん、俳優としての挑戦

『ターミネーター』の悪役が一転、2作目ではジョンと心を通わせるヒーローに。そんな展開を納得のいくものにすることも難しいが、さらに、そのキャラクターを演じる俳優にとっても挑戦であったことは間違いない。

監督はアーノルドのために、なぜそれが良いアイディアなのかという理由をすべて話したそうだが、アーノルドは、「分かってる。でもみんなは、俺がドアを蹴破り、全員を撃ち殺すことを期待してる。それこそが俺がすることだ」という反応だったそう。

とはいえ、作品は監督が構想した通りのストーリーで制作され、その結果はご存知の通り。シリーズのなかでも高い評価を得ることになった2作目について、アーノルドもまた、最後には期待を抱いていたとThe Ringerのなかで明かした。

画像: 1991年に参加したイベントで撮影されたアーノルド・シュワルツェネッガー。
1991年に参加したイベントで撮影されたアーノルド・シュワルツェネッガー。

「これが、最初の『ターミネーター』で見た男と同一人物だと、どうやったら信じさせられる?今になって突然、彼は人間を守り、あの子供を守る?私はどうやって切り替えれば良い?それは変なことだった。しかし、“もしうまくやれれば、これは大きなものになる”と思ったよ」

アーノルド、そしてキャメロン監督の代名詞的作品となっている『ターミネーター2』。その裏には、挑戦と、失敗を恐れずに自分のアイディアを信じたクリエイターたちがいた。

(フロントロウ編集部)

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