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京都「戒光寺」の”爪の長い”丈六釈迦如来像

  • 2021.7.5
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泉涌寺 戒光寺の爪の長い大仏様。とても慈悲深い穏やかな表情に心落ち着きます。

緑に囲まれた参道を歩く

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東福寺駅から九条通り沿いを清水寺の方面に上っていくと、徒歩10分くらいで泉涌寺に通ずる参道を発見。上記、写真右端に「泉山御陵参道の碑」。このまま正面の道を真っ直ぐ。

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泉涌寺の総門が外界と境内を隔ててどっしりと構える。門脇に駐輪場。戒光寺は泉涌寺の境内。もう少しこの先へ。

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参道は木々でかこまれ、とても閑静。立ち止まって深呼吸。木陰の下、汗がひいてゆく。

慈悲深い丈六釈迦如来像を参拝

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総門から少し歩くと戒光寺の山門が見えます。そばにはお寺の成り立ちが書かれた木版。皇室の菩提所・泉涌寺の塔頭であり、鎌倉時代中期に後掘河天皇のご勅願所として建てられた戒光寺。戦や火事を乗り越え歴史を紡いでいる。

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山門をくぐると、すぐ横に本堂。運慶、湛慶の合作、身の丈5.4メートル、台座を含め10メートルの丈六釈迦如来像が安置されていた。
その大仏様の手の爪はとても長い。「苦しんでいる人を爪でひっかけてでも救いたい」という思いで長くなったのだ。また、あごには血らしき跡。
後水尾天皇が即位争いに巻き込まれ際、暗殺者に寝首を掻かれしまう。しかし、自分の首は切れておらず、代わりに、この釈迦如来の首に血の跡がついていたという。
それは、身代わりのお釈迦様ともいわれる由縁。とても慈悲深い大仏様。穏やかな顔に手合わせてみると、ほっと一息。

大仏様に会いに戒光寺を訪れてはみてはいかがですか。

※建物内・仏像は撮影禁止

詳細情報

■名称 戒光寺

■住所 京都府京都市東山区泉涌寺山内町29

■電話番号 075‐561‐5209

■営業時間 9:00~17:00

■詳細ページ http://www.kaikouji.com/

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