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〝七夕の日〟に邪気を払って自分らしく開花する方法とは?

  • 2021.7.4
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7月7日は七夕。1年に一度、織姫と彦星が天の川を渡って再開することができる日です。短冊にお願いごとを書いて笹の葉に吊るせば、願いが叶うとも言われています。そんなロマンティックは七夕の日の日ですが、実は邪気を払うために始まった行事だと言われています。その理由や、邪気を払って開運するための方法をご紹介します

日本古来の行事と中国の行事がミックスされている!日本では昔から、神様のために布を織って備える「棚機(たなばた)」という行事がありました。奈良時代になると、中国の行事「乞巧奠(きこうでん、きっこうでん)」が伝わり、2つが合わさって現在のような七夕の行事のようになったと言われています。

「乞巧奠」は、機織や手芸の上達を願う行事でした。7月7日の日に、庭先の祭壇に針や糸を供えていたそうです。そこから転じて、裁縫だけでなく、習字や芸事、技能などの向上を願う行事だったようです。

そして江戸時代になると、ひな祭りや子どもの日と並び、節句の一つとして人々の間で広まるようになりました。

■7月7日があるパワーを秘めている

自分が与えられた使命を思い出すことが大事!

七夕と聞いてすぐに思い出すのが、織姫と彦星のストーリー。忘れてしまったという人のために、話のあらすじを簡単にご紹介しますね。

織姫は神様のために布を作る機織(はたおり)の仕事に就いている娘。彼氏も作らず、遊ぶこともなく、一生懸命に働く織姫がかわいそうだと思った神様は、天の川の反対側に住む牛飼いの青年、彦星を紹介してあげました。2人はひと目で恋に落ち、めでたく結婚。ただ、その後の2人は遊んでばかり。それに怒った神様は、2人を引き離して天の川の東と西で分けてしまいました。そうすると、今度は2人が泣いてばかりいてまた働かないため、一生懸命働くなら、年に一度だけ天の川に橋をかけて合わせてあげると神様が約束をしました。

このストーリーからわかることは、7月7日には自分が与えられた使命を思い出すことが大事だということ。織姫に与えられた使命は機織、彦星に与えられた使命は牛の世話でした。それをおろそかにしたことで、神様の怒りをかってしまいました。私たちも、与えられた使命をまっとうできなければ、神様にそっぽを向かれてしまう可能性も・・・。7月7日は、自分に与えられた使命について考えてみると良いかもしれません。

■7月7日は陰の気に満ちている!

奇数が重なる日は特別な日

古来より陰陽論で重んじている中国では、奇数は陽の気を持ち、偶数は陰の気を持つとし、奇数は縁起が良い数字だと考えられていました。ただ、陽の気が2つ並ぶ日は、めでたい反面、陽の気が満ち過ぎていて陰の気に転じやすいと信じられています。そのため、1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日は、五節句といって邪気払いをする行事を行うようになったのです。

このことからもわかるように、7月7日の開運アクションは邪気払いを行うことです。具体的な行いは、次のページにてご紹介します。

7月7日の開運アクションをCHECK

7月7日(水)の開運アクション

■自分の使命は何か考えてみる

人のために何ができるか考えて

自分に与えられた使命は何か?それをじっくり考えてみましょう。使命と言うとむずかしく感じるかもしれません。自分はどんなことができて、その力を人のためにどう使えるか・・・そう考えてみると良いかもしれません。頭の中で考えているだけだと、考えがまとまりづらいので、ノートなどの紙に書き出してみると良いでしょう。

7月7日(水)の開運アクション

■笹の葉に飾る

笹団子やちまきなど、笹を使った食べ物もおすすめ

七夕は、別名「笹の節句」と言われています。そして、七夕には笹の葉に願い事を書いた短冊を飾るなど、7月7日は笹とつながりが深い日です。

昔から、笹には邪気を払う力があるとされています。その理由は、笹が持つ殺菌作用と関係しているかもしれません。7月は食中毒などが出やすい時期ですが、殺菌作用のある笹の葉に食べ物を包んでいると腐りにくくなります。

ぜひ7月7日は笹の葉を飾って邪気払いをしてください。短冊を飾って七夕飾りにしても良いですし、小さな枝を花瓶に入れて飾るだけでもOKです。お花屋さんで見つからないという人は、笹を使った食べものをいただくのも良いでしょう。例えば、笹団子やちまき、笹寿司などがあります。

7月7日(水)の開運アクション

■そうめんを食べる

解毒作用の強い薬味と食べると効果アップ!

そうめんのルーツは、中国から来た「索餅(さくべい)」という小麦粉料理。この索餅には言い伝えがあります。昔、7月7日に帝の子どもが幼くして亡くなってしまいました。この子が霊になって熱病を流行らせたのですが、その子の大好きだった索餅を供えるようになると、疫病が収まったというものです。

この言い伝えから、索餅を食べると厄払いができ、無病息災でいられると言われています。今は索餅を用意することはむずかしいので、索餅をルーツとするそうめんを食べることで邪気を払えると言われています。

そうめんを食べるときは、生姜やシソ、ネギと言った薬味と一緒に食べるのがベター。美味しさもアップしますし、邪気払いの効果を高めることができます。

7月7日(水)の開運アクション

■青、赤、黄色、白、黒のものを食べる

バランス良く食べることがポイント

七夕のお願い事を書く短冊は、青、赤、黄色、白、黒にすると良いと言われているのは、中国の陰陽五行論からきています。この5色には邪気を払う効果があるからだとされています。

ぜひ七夕の日は、この5色を取り入れた食事を食べることで、体の内側から邪気払いをしましょう。青は青菜などの野菜、赤はトマトやスイカ、黄色は卵やかぼちゃ、白は白米や白ゴマ、黒は黒豆や海苔、黒ごまなど。彩の良いものをバランス良く食べればOKです!

願い事を書いてお願いすることも大事ですが、まずは自分に与えられた使命について考えることも大事です。あとは、夏で体調を崩しやすい時期なので、邪気払いをしっかりして夏を乗り切るように心がけてください。

文/水浦裕美

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