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檀れいさん「40代、美しくあるにはどうすればと悩みました」|キレイな人の美の習慣【美的GRAND】

  • 2021.7.4
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仕事も、肌や体との向き合い方も「気持ちはいつも初心者マーク」。新しい自分との出会いが、自分らしく輝く秘訣。

檀れい 自分に“慣れない”から、毎日ドキドキできる。

肌や体の変化についていけなかった40代。美しくあるにはどうすればと悩みました

起き抜けのぼんやりとした中、パドルブラシで髪をとく。それがここ数年の檀 れいさんの朝習慣。
「顔を洗うよりも先に、ブラッシングをしています。頭と顔はつながっているからか、頭皮への心地いい刺激で、シャキッと目覚めるんです」

凜とした美しさ、親しみやすさ、奥ゆかしさ、蠱惑的な眼差し……。魅力的な女性のどんなキーワードも当てはまる。変わらない、どこにも属さない涼やかな美しさ。その内に秘めた意思は、簡単にぶれることがないと思っていた。
「そんなこと全然なくて、40代は、本当に毎日“どうしよう”と思っていました。体調の変化に悩んでいたんです」

試行錯誤を経て知った本当に心地いいもの

檀さんを悩ませたのは、40代になってからの肌や体の変化だった。顔のくすみが目立つ。むくみやすい。疲れが取れない。原因不明のプチ不調――。覚悟はしていたけれど、実際に年齢による変化を実感する日々。仕事と違い、努力したところで、容赦なくやってくる変化には戸惑った。
「仕事柄、どんな時も元気で美しくありたいと思っていた私は、どう対応すれば良いか悩みました。40代は自分らしく生きることができるようになる一方で、責任ある役を任されたり、結婚など人生の転機や抱えるものが増えていく中で、肌や体の変化に気持ちがついていけなくなってしまったのだと思います」

悩んでばかりもいられないと、檀さんは、肌や体にいいと聞くあらゆることを「実験のように」試した。40歳から始めた料理は和食を中心に。薬膳も取り入れ、その日の体調に合わせた献立を用意。スキンケアはもちろん、疲れを取るための入浴剤も片っ端から使った。それは、50代が近づく中で「自分はどう年齢を重ねていくのか」を考えるプロセスでもあった。

「いろいろ試す中で、自分の日々の状態や心地よく感じることを改めて知ることができたように思います。私にとって年齢は、その年のゼッケン番号みたいなもの。年齢に抗うことはしたくないけれど、自分らしく輝きながら日々を積み重ねたい。40代は、そのために自分が心地よくいられる方法を模索し続けていた気がします」

お手入れはよりシンプルにシミやシワも今は愛しい

試行錯誤を経て不要なものがそぎ落とされ、日々のスキンケアもどんどんシンプルになっているそう。
「あちこち気になるところも多いけれど、しっかりと保湿するという基本的なところに立ち戻っています。最近思うのは、キメが整っていて透明感のある肌が、その人の美しさにつながるのだなということ。肌に透明感があると、シミやシワ、たるみも気にならなくなる気がします。それに、キメが整っていると、日々を丁寧に積み重ねている様子が想像できるんですよね。いくつになっても透明感をもち続けられるように、毎日お手入れしたいですね」

「慣れないこと」。
仕事やプライベートで大事にしていることを尋ねると、そう答えた。特に仕事では、初舞台、初出演時のようなドキドキを忘れないようにしているという。

「稽古初日やクランクインの前日は、いまだにドキドキして眠れないことがあるんです。緊張しすぎて、どうしてこのお仕事を受けたんだろう、断れば良かったのかなぁと独りごちています(笑)。経験が増えていくと緊張しなくなると思っていましたが、いまだに慣れません。でも、それでいいと思うんです。慣れてしまうより、ドキドキしていい緊張感の中で仕事がしたい。新しい自分を発見したい。慣れないからこそ、前に進むために努力ができる。自分メンテナンスも同じ。気持ちにはいつも初心者マークをつけて、仕事にも自分自身にも、常にワクワクしていたいと思っています」

表現する仕事とストイックに向き合う一方で、「うまく立ち回れなくても平気」という言葉は、ときに頑張りすぎる美的GRAND世代の心を軽くしてくれる。

この日、私服の赤いニットが印象的だった。
「明るい色って気分が上がりますよね。年齢を重ねる程、着るものは華やかにしていきたいなと思っています。40代からは、知的な美しさのある素敵な年代。シミやシワも軽やかに受け入れて、人生を楽しんでいけたらいいですね」

Profile
だん・れい/1992年に宝塚歌劇団に入団、’99年より2005年の退団まで娘役トップを務める。’06年に映画『武士の一分』で映画デビューし、第30回日本アカデミー賞優秀主演女優賞などを受賞。以降、映画、ドラマ、舞台、ナレーションなど幅広く活躍。近年の主な出演作に、映画『累-かさね-』(’18年)、舞台『恋、燃ゆる。〜秋元松代作「おさんの恋」より〜』(’20年)など。

『美的GRAND』2021夏号掲載
撮影/竹内裕二(BALLPARK) ヘア&メイク/黒田啓蔵(Iris) スタイリスト/後藤仁子 構成/松田亜子

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