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【体験談】掛けすぎた保険の見直しから浮いたお金で資産形成まで

  • 2021.7.2
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みなさん保険は入っていますか?私は、結婚・妊娠のタイミングで入りました。保険について無知だった私は、勧められたままの保険に加入。しかし、どうも保険にお金を掛けすぎていると思い、見直しを決意。そして、浮いたお金で資産形成を開始しました。

今回は、私が行った保険の見直しにまつわる体験談を紹介します。

結婚&妊娠を機に加入した保険たち

私は、結婚する前は保険について考えたこともなく、もちろん無保険でした。その状態から結婚&妊娠。保険を考えたきっかけは、先輩ママからの「妊娠したら早く保険に入らないと困るよ!」という助言でした。

そこで、まだ見ぬ我が子と夫のため、保険屋さんの勧めで加入した保険が以下の通りです。

<私が妊娠時に加入していた保険>
1.低解約返戻金型終身保険
2.定期保険
3.夫の医療保険
4.私(妻)の医療保険
5.がん保険
6.個人年金保険

ひとつずつ、どのような保険なのかを加入したきっかけとともに解説していきます。

1.低解約返戻金型終身保険

まず真っ先に考えたのは、「夫が亡くなったら、私と生まれてくる子どもはどうやって生活していくのだろう」ということ。家族の稼ぎ頭が亡くなってしまったときに、ほかの家族の生活を守ってくれるのが死亡保障です。

死亡保障には「定期型」と「終身型」があり、多くの場合で「定期保険」「終身保険」と呼ばれています。
終身保険は、保障が一生涯続くという保険。つまり、解約しない限り、保険加入者が亡くなるまで保障が続きます。

私が加入した低解約返戻金型終身保険は、保険料を支払っている最中に解約すると解約返戻金があまり返ってきませんが、保険料が低く貯蓄性が高い保険です。
「保険料を支払いながら貯蓄もできるなら多めにしちゃおう!」と保障1,000万円のものに加入し、月々約2万円支払っています。

2.定期保険

低解約返戻金型終身保険だけでは夫の死亡時に備えられないので、上でも紹介した定期保険にも加入しました。
定期保険とは、保障される期間が限定されている保険のことです。10年や20年ごとに更新されたり、60歳までや65歳までというように保険加入者の年齢で区切られていたりします。

私の場合は、保険期間は30年間、死亡時に2,500万円受け取れる保険で、月々の保険料は6,000円ほどでした。

3.夫の医療保険

実は、医療保険に加入していなかった私と夫。死亡保険に加入したついでに医療保険にも加入しました。
医療保険とは、病気での入院や手術に備える保険のこと。保障は一生涯続いたほうが良いと思い、終身医療保険には月々約3,000円支払っています。

4.私(妻)の医療保険

「妊娠・出産は何がおこるかわからない」というママ友の助言通り、医療保険に加入した私。しかし、調べてみると保険によっては妊娠中の加入が不可だったり、加入できても妊娠・出産に関しての給付金ができなかったりすることが判明!

幸い、当時妊娠中の加入OKで妊娠・出産での給付ありのコープ共済に巡り合いホッとしました。保険料は月々2,000円です。
二人目の出産が緊急帝王切開になり、きちんと給付金が支払われたので、本当に入っていて良かったなと思いました。

妊娠の予定がある人は、妊娠前に検討したほうが、選択肢が増えるのでおすすめです。

5.がん保険

保険屋さんの「がんになる確率は2人に1人の時代ですよ」の声で加入を決めたがん保険。その名の通り、がんになったら給付金が受け取れる保険です。
我が家は夫のみで、がん診断時に100万円がもらえる、月々3,000円のものに加入しました。

6.個人年金保険

こちらは、夫が会社にやってくる生命保険会社の人に進められて入った保険。個人年金保険とは、ある一定の年齢がきたら決まった額の年金がもらえる保険です。
夫が加入している個人年金保険は、65歳まで月1万円を支払い続けて、65歳から10年間一定額を月々受け取るタイプになります。

以上が、第一子妊娠と同時に入った我が家の保険です。さらに、第二子妊娠の際に、死亡保障500万円で保険料が月々1万6,000円の終身保険にもプラスで加入しました。

全てを含めた月々の保険料を見てみると、以下のようになりました。

貯蓄性なし:1万4,000円
貯蓄性あり:3万円
保険料合計:4万4,000円

保険に入ったときは「これで安心!」と満足していた私。しかし、出産後の保険料の支払いや家計の状況を見てみると、「保険が家計を圧迫しているかも……」と感じたのでした。

私はこうした!保険の見直し3つ

保険料をどうにか安くできないかと思った私は、保険の見直しを開始。とりあえず、保険の商品や、家計における保険の割合などを調べ、我が家に当てはまるように見直しました。
ここでは、私が行った3つのことを紹介します。

見直し1.低解約返戻金型終身保険の金額を下げた

加入当時「掛け捨てなんてもったいない!」と思っていた私ですが、やはり貯蓄と死亡保険が一緒になった終身保険の保険料は、掛け捨てタイプに比べて高いのです。
しかも今後、子どもの教育費がかさんでいき、支払えずに解約……なんてことになれば、解約返戻金は支払額よりもちろん少ないので、損をすることになります。

そこで、低解約返戻金型終身保険の保障金額1,000万円を500万円に減額。すると、保険料が半額の1万円になりました。
解約した分の返戻金はもちろん支払った金額より少ないのですが、勉強代だと思って飲み込みました……。

見直し2.定期保険を収入保障保険に変えた

収入保障保険とは、保険加入者が病気や死亡などで収入がなくなったときに、月々設定したお金が受け取れる保険のこと。
定期保険と同じ掛け捨てタイプですが、保険期間が終わりに近づくほど受け取る保障が少なくなるため、保険料が安く設定されています。

毎月10万円を夫が60歳になる年まで受け取れる設定にすると、保険料は月々約3,000円。定額保険の月々6,000円と比べると半額になるため、定期保険を解約して収入保障保険に変更しました。
低解約返戻金型終身保険で減らした500万円もこちらにプラスしたので、保障内容が下がっているということはありません。

見直し3.お金が戻ってくるタイプのお得ながん保険を発見!

がん保険は掛け捨てと思っていた私ですが、実はがんにならなかった場合お金が戻ってくるものを発見!しかも、保障内容はそのままで、保険料も安いのです。
掛け捨てタイプを解約し、お金が戻るタイプに加入した結果、保険料が2,200円になり、800円の節約になりました。

通常、お金が戻ってくるタイプは掛け捨てタイプよりも保険料が高いことがほとんどですが、時期が良かったのか良い保険に巡り会えました。
保険の種類や値段は時代によって変化するため、保険は定期的にチェックすると良さそうです。

保険の見直しにより月々の保険料は…

貯蓄性なし:1万4,000円→8,000円
貯蓄性あり:3万円→2万2,200円
保険料合計:4万4,000円→3万200円

結果、保障内容を改悪させることなく、1万3,800円の減額に成功したのでした。

見直しで浮いたお金で資産形成を開始

保険の見直しで浮いた1万3,800円。生活費に足してもいいけれど、どうせなら貯蓄……いや増やしたいと考えた私。そこで開始したのが、つみたてNISAです。

つみたてNISAとは、長期・分散・積立投資に適した少額非課税制度のこと。簡単にいうと、年間40万円までの積立型の投資で得た利益に税金がかからない制度です。
通常の証券口座で投資を行うと、利益の約20%を税金として納める義務があるので、つみたてNISAならお得に投資が始められます。

投資なので、もちろん損をすることもあるのですが、長期・分散・積立を行う投資は比較的リスクが低いのではないかと思っています。まだ開始して2年ですが、順調に増えている状態なので、今後も続ける予定です。
つみたてNISAは、解約返戻金付きの保険と違って、お金が必要になったらすぐに解約できるところもメリットといえるでしょう。

保険の見直しでお金が浮けば未来が広がる!

お金を掛けすぎていた保険のスリム化を図ることで、月々1万3,800円の余剰金ができた我が家。浮いたお金でつみたてNISAの投資も始められたので、10年20年と続けるうちにコツコツ増えていくことを期待しています。
保険料が高いなと思っている人の参考になれば幸いです。

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