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そんな風に言われたい言葉!「博覧強記」とはどんな意味?

  • 2021.7.2
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「博覧強記」とは、物知りな方を褒める際に使われる四字熟語です。 この言葉は広く物事を知り、しっかりと覚えていることを指します。 ここでは、そんな言われたらうれしくなってしまう褒め言葉「博覧強記」について見ていきます。 意味や類義語、対義語について解説します。

「博覧強記」とは

まずは、「博覧強記」という言葉について見ていきましょう。

「博覧強記」の意味

「博覧強記」とは、広く物事を見知っていてよく覚えていることを意味します。 単なる物知りではなく、物覚えが良い人なども含まれる表現となります。

ちなみに、強記の「強」は「彊」と書かれる事もあります。 この「彊」も強いや強いることを意味しますので、意味合いは同じ言葉という事になります。

「博覧」ってなに?

「博覧」は、広く書物を読んでいて多くの物事を知っていることをあらわす語句です。 多くの書物に親しんでいて見聞が広いことをあらわします。 特に読書などを通して勉強していることを指します。

「強記」とはなんのこと?

「強記」は、記憶力が優れていることを指す語句です。 見聞きしたことを記憶していることをあらわします。

「強く記す」という字面から、強い筆圧で文字を書くことや忘れないようにメモをしておくことといった意味に捉えられる事もありますが、いずれの意味も持ち合わせていません。

「博覧強記」は褒め言葉

「博覧強記」は、褒め言葉として使われる言葉です。 特に優れた人に対して用いる言葉となっています。

ポジティブに使う「博覧強記」

「博覧強記」は、その人が博識であり物覚えがいいという褒め言葉として使われます。 この「博覧強記」と評される人は、専門分野にだけ詳しいというわけではありません。

広範囲にわたり知識を得ており、その得た知識を時間が経ってからも覚えているような人です。

「博覧強記」の類義語

ここからは「博覧強記」の類義語についてまとめます。 「該博深遠」や「博識洽聞」があります。

類義語①「該博深遠」

「該博深遠(がいはくしんえん)」とは、学問などの見聞が広くて深いことを指す言葉です。 「該博」は物事に広く通じていることをあらわし、「深遠」は物事の内容や意味が計り知れないほど深いことを意味します。

類義語②「博識洽聞」

「博識洽聞(はくしきこうぶん)」もまた、見聞が広く物事をよく知っていることをあらわす言葉です。 「洽聞」もまた、博識と同様に見聞や知識が広いことを意味します。 更に経験豊富であることを指す言葉でもあります。

知識が豊富で、経験も十分にあることを表現する際に用いられる語となります。

「博覧強記」の対義語

「博覧強記」の対義語についても見ていきましょう。 「寡聞浅学」や「浅学菲才」があげられます。

対義語①「寡聞浅学」

「寡聞浅学」は、学問などに疎く、経験が少ないことを意味します。 「寡聞」が実際に見たり聞いたりした経験が少ないことを、「浅学」は学問などに疎いことをあらわしています。

自身の見聞や経験が少ないことを謙遜して用いる言葉となっています。 そのため「寡聞浅学」を自称するのは、専門家だったり第一人者だったりすることもあります。 学会などでは恐れられる言葉のひとつですね・・・。

対義語②「浅学菲才」

「浅学菲才(せんがくひさい)」とは、学識が浅く才能に乏しいことをあらわす言葉です。 「浅学」が学識などが浅いことを、「菲才」が才能がないことをあらわしています。

こちらも、自分の才能などを謙遜する際に用いられることのある言葉です。

まとめ

「博覧強記」は、博識でなんでも知っている人をあらわす言葉です。 頭がただいいというよりは、物事を広く知っていてその知識をすぐに引き出せる人物のこととなります。 この言葉は、褒め言葉として用いられることが多いです。

言われたら、とても嬉しい褒め言葉のひとつという事ですね。

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